雪が降らない限り、冬でもバイクに乗りたいのはライダーの性(さが)。しかし冬のライディングは、寒さのために指先やつま先が凍えてしまい、つらいものです。まして雨ともなると、体温が奪われて安全運転もおろそかになりがちです。ここでは、冬のレインウェアについて解説します。
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まずは防寒性
冬用レインウェアで最も大切なのは、防寒性です。できれば中綿が入っている製品がいいですが、かさばるデメリットもあります。バイク用品ショップでレインウェアを買うなら、風を受ける胸や膝周辺には中綿が入っているでしょう。
しかしながらほとんどのライダーは、一年を通して同じレインウェアを使っているかもしれません。防寒は中に着ているジャケットやパンツに任せ、レインウェアは防水のみという考えですね。このスタイルのデメリットは、雨が浸透してくると途端に冷えてしまうことです。
その点、厚めのレインウェアであればしっかり雨を防いでくれますし、中綿とあいまって高い防寒性が保たれています。ジャケットだけでは寒いときにも、上に羽織れば寒さを和らいでくれます。
知っておきたい知識
レインウェアには、外部からの水を通さない「耐水性」と、肌からでる湿気を外に逃がす「透湿性」が大切で、これらは着用時の快適性に大きくかかわってきます。
冬に着る場合は、耐水圧を気にすればいいと思います。耐水圧10,000mmあれば台風の中でない限り十分でしょう。
隠れた人気のレインウェアがある
実は最近、ある作業服専門店から「バイク用」を堂々と宣伝したレインウェアが販売されています。もともとアウトドアのレインウェアとして販売されていたのにライダーが目をつけ、ネット等から人気が出た商品でした。
ライダーの声を受けてさらに改良され、改良型では《高強度生地採用、高い耐水圧性能、膝パッド内蔵、ライディングを意識した長い股下、ワイドオープン裾、レインネックガード付属、総メッシュ、反射テープ装備》など、まさに至れり尽くせりの作りとなっています。上下買っても、1万円で十分お釣りがくるという価格も魅力的です。
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冬用レインウェアと併せて用意したいもの
冬用という観点では、防水手袋とブーツカバーは必須です。冬の雨はとにかく冷たいですし、指先に雨がしみてくると走行風でさらに冷えてきます。それを防ぐには、防水手袋が最適です。
厚めのゴム手袋でも代用できますが、非常時のことを考えればやはりバイク専用がいいですね。ブーツカバーも同様で、足が濡れて不快になるのを防いでくれます。
まとめ
冬用レインウェアを選ぶ第一の観点は、防寒性です。最近ではバイク用品ショップ以外でも優れた製品が販売されており、隠れた人気アイテムとなっています。冷たい雨でも、体を冷やすことなく、快適なライディングを楽しみたいですね。