大型バイクの中でもデザイン性に優れ、抜群の人気を誇るヤマハFJR1300A。大きな車体から生み出される安定した走りと、扱いやすさはライダーの間でも評判です。
振動の少ないパワフルなエンジンは長距離でも快適な走行を可能にしています。今回はヤマハFJR1300Aのスペックや走行性能を紹介しつつ、その魅力を探っていきましょう。
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ヤマハFJR1300Aの特徴と魅力
ヤマハFJR1300Aは1297cm3の水冷・直列4気筒エンジンを搭載しています。ベテランのライダーがよりダイナミックさを感じながら走れることを目的に、長距離の走行性能とスポーツ性能を兼ね備えて誕生しました。
2006年のモデルチェンジではより楽しくより快適に走るため、6速トランスミッションが採用され、ヘッドランプやテールランプまわりのデザインも一新されました。
さらにラジエータ―の形状も変更されたことで、停車時や渋滞走行の排熱がスムーズに行われるようになっています。その他にも、走行時に風の影響を受けにくくするウィンドプロテクションも高められました。
日本の警察でも導入されているヤマハFJR1300Aは高速での長距離を快適に移動できる航行性能をもっており、俊敏な走行性能で目的地までを心ゆくまで楽しむことが可能です。
ヤマハFJR1300Aのスペック・燃費、走行性能は
ヤマハのホームページにあるFJR1300Aのスペックは次のとおりです。
全長(mm) 2,230
全幅(mm) 750
全高(mm) 1,325
軸距(mm) 1,395
最低地上高(mm) 130
シート高(mm) 805
車両重量(kg) 289
燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
24.6km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
16.6km/L (クラス3,サブクラス3-2、1名乗車時)
最高出力(kW[PS]/rpm)
108[147]/8,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
138[14.1]/7,000
タイヤ前 120/70ZR17M/C (58W) (チューブレス)
タイヤ後 180/55ZR17M/C (73W) (チューブレス)
ヤマハFJR1300Aはエンジンの排気量が1297ccですので、道路交通法において大型自動二輪車に属しています。バイクとして最高位クラスであることからバイパスや高速道路での走行が可能です。
高速で爽快に駆け抜けていく姿はまさに風のようであり、147馬力のエンジンと14.1kgmの最大トルクがパワフルさを演出します。さらに2軸バランサーが装備されていることで振動もおさえられているのが特徴です。
また、前後分割式シートが採用されているためフロント側の高さを二段階で調節でき、シート両端が盛り上がった形状が採用されていることでホールド性も高められています。2名乗車時の燃費消費率は、時速60kmで走行時で24.6km/Lであることから、燃費の良さも感じられます。
ヤマハFJR1300Aのライバル車は
ヤマハFJR1300Aのライバル車としてあげられるのは、ホンダCB1300SBです。
高速での走行時にも安定性して走れるハーフカウルを装備しているのが特徴で、ヤマハFJR1300Aと同じく6速ミッションが採用されています。2017年のモデルチェンジではグリップヒーターが標準装備されました。ただ、一般道で20.0km/LとヤマハFJR1300Aに比べても燃費の悪さが感じられます。
さらにカワサキZX-14Rもライバル車のひとつと言えるでしょう。
見た目の格好よさと、低速の扱いやすさが魅力のZX-14Rは100km/hでもブレないほどの安定感を持っています。ただ、燃費が非常に悪く街乗りで12km/Lであることから、ランニングコストが非常にかかります。
燃費の面でヤマハFJR1300Aは他の2台に群を抜いています。
まとめ
パワフルで安定した走りが楽しめるヤマハFJR1300Aは、大型バイクの中でも燃費が良いことが特徴です。長距離でも快適に走れるためロングツーリングが好きなライダーにおすすめの一台であるといえるでしょう。
モデルチェンジ以降装備が大幅に見直され、満足のいく装備が楽しめるバイクになったことで、常に注目されているバイクです。