力強い100馬力1000ccのV型2気筒エンジンを誇るスズキVストローム1000 ABSは、思いのままにアクセルを開けられ、どこまでも遠くへ走りたくなるバイクです。

先進テクノロジーも搭載し、ライダーの要求に存分に答えてくれる高いパフォーマンスは、バイクファンをうならせる存在であるといえるでしょう。今回はスズキVストローム1000 ABSの魅力をたっぷりと紹介します。

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スズキVストローム1000 ABSの特徴と魅力

スズキVストローム1000 ABSはヨーロッパで人気のある「アドベンチャーバイク」の中の一台です。基本的にはオンロード仕様ではありますが、オフロードでもかなりの早さが楽しめます。

オンロードにおいては最高速220km/hオーバーも可能な実力派のバイクでもあります。4ストローク水冷DOHC 1036cm3 90度Vツインエンジンを搭載しているため、パワフルな走りを感じられるのも魅力でしょう。

ビッグツインだからこそ感じられる力強さとトルクフィールはタンデムライディングにも最適です。さらにたくさんの荷物を積載した長距離走行も可能で、多様なシーンで魅力的な走りを見せてくれます。

街中だけでなく高速道路やワインディングを颯爽と駆け抜けるスズキVストローム1000 ABSは高い総合能力を持ったバイクであり、ライダーの好奇心をかきたてています。

スズキVストローム1000 ABSのスペック・燃費、走行性能は

スズキのホームページにあるVストローム1000 ABSのスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,280
全幅(mm) 930
全高(mm) 1,470
軸距(mm) 1,555
最低地上高(mm) 165
シート高(mm) 850
装備重量(kg) 232

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
32.1km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
20.5km/L (クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
73[99]/8,000

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
100[10.2]/4,000

タイヤ前 110/80R19 M/C 59V
タイヤ後 150/70R17 M/C 69V


 

Vストローム1000 ABSには「モーショントラック・ブレーキシステム」が採用されているため、制動時の姿勢を安定させることが可能です。また、シートは快適な座り心地があり、シート高も850mmと足つき性がありますので、抜群の乗りやすさを感じられます。

さらにエンジン出力を効率よく路面に伝えられるトラクションコントロールシステムが導入されているため、ライディングが非常に快適です。このクラスにおいては燃費もよく、時速60kmでの走行時に32.1km/Lを実現しています。

スズキVストローム1000 ABSのライバル車は

スズキVストローム1000 ABSの一番のライバルは何といってもホンダのアフリカツインです。

水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒のエンジンを持つアフリカツインは、エンジンの扱いやすさが魅力でしょう。

車体重量は、Vストローム1000 ABSと同じ232kgですので取り回しやすいのも特徴です。しかし、燃費が悪く時速60kmでの走行時では32.0/Lとわずかながらストローム1000 ABSに劣ります。

また、BMWのR1200GSも同クラスのライバル車です。

高速道路からオフロードまで快適に走破できるR1200GSはスーパーバイクとも言われています。4ストローク水平対向2気筒4バルブのエンジンを搭載し、排気量は1169ccと力強いのが魅力です。ただ、時速90kmで走行時に24.4km/Lという燃費は、この3台の中で最もランニングコストがかかるといえます。

まとめ

街乗りや高速、オフロードでも高いパフォーマンスを発揮する軽量スリムなVツインエンジンを搭載したVストローム1000 ABSは、バイクファンが求めていたものが凝縮されたバイクです。

心を揺さぶられるようなエキサイティングな走りや、たくさんの荷物の積載が可能な点において長距離ツーリングの好きなライダーにおすすめであるといえます。