冬のバイクライディングは、寒いものです。しかし、信号待ちなどで手をシリンダーで温めていたのはもう昔の話。今や「グリップヒーター」という優れものがあります。

これがあると、最も冷えやすい手先が温かいですから、冬のライディングがかなり快適になります。グリップヒーターを使って、冬のバイクライフを楽しみましょう。

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グリップヒーターとは

左右グリップのゴム内に内蔵されたヒーターで手を温める装置です。温度調節ができるものとできないものがあり、できるほうが気温やスピードによって調節できるので、使い勝手はいいです。

もともとバイクとライダーが接触しているのは、グリップ・シート・ステップの3点ですが、グリップヒーターは、最も冷えやすい手を温めるという点で、ライダーの快適度に大きく貢献します。ヒーターをつければ、冬でも夏グローブで走れるほどに温かいです。

グリップヒーターの種類

(1)グリップ交換タイプ

ヒーターを内蔵した左右グリップ、温度切り替えスイッチで構成されています。今ついているグリップを外してそのまま交換できます。

見た目もすっきり、スタイリッシュに冬のライディングを楽しめます。

(2)ヒーター巻き付けタイプ

今あるグリップの上にヒーター内蔵の薄いゴム板を巻き付けるタイプです。

安価ですが、グリップは太くなってしまいますね。また長時間使用していると、巻き付けた板が剥がれてくるのが欠点です。

グリップヒーターの注意点

(1)低温やけど

もっとも注意すべきなのが、これです。走行中は風で冷やされてあまり熱さを感じなくても、実際には熱いため、2,3日経ったら手のひらが真っ赤に腫れた、水ぶくれができたという例が多いです。

治るには1週間から2週間と、かなりの時間が必要です。「少し温かい」という温度にとどめておくのが無難です。

(2)配線

アクセルグリップは回転させますから、そのたび配線が引っかかっては困ります。またバッテリーから電源を取る際には、接触をきちんとさせましょう。

走行中に突然エンジンが止まってしまったら、大変なことになります。

(3)バッテリー容量

これは意外な盲点で、ヒーターとは案外電気をくうものです。長時間グリップヒーターを使用して、バイクのエンジンをかけようとしたらセルが回らなかったという話も、よく聞きます。

やはり温度はMAXにせず、「低」から「中」ぐらいにとどめておくのがよさそうです。

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まとめ

グリップヒーターはとても便利なアイテムですが、万能ではありません。見た目を気にしなければ、ハンドルカバーを併用するのがベターですが、あまり大型バイクにはつけたくありませんよね。ただし、手元を温めるというメリットは大きいですから、適切な温度管理で使用したいですね。