ヤマハMT-09は、ヤマハが開発し販売している3気筒で850ccの大型オートバイで、2気筒と4気筒の良いとこ取りを狙ったバイクです。タイプとしてはネイキッドとなり、実用性も十分あるスポーティーなバイクでもあります。今回は、ライバル車と比較しながら、MT-09の特徴やスペック、性能についてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

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ヤマハMT-09の特徴と魅力

ヤマハMT-09の最大の特徴は、オートバイとしては珍しく3気筒エンジンが採用され、2気筒エンジンと4気筒エンジンの良いとこ取りを狙って開発されたバイクであることです。

その狙い通りにエンジンは完成し、トラクション感覚を掴みやすいエンジンとなっています。3気筒であることで4気筒よりも、エンジンは足元がスリムなデザインとなっています。

ヤマハ電子制御スロットルが採用されていて、ライダーのアクセル操作をECUユニットが検知し「エンジン回転」と「スロットル開度」に見合った最適なスロットルバルブ開度を瞬時に演算することができます。

ライダーの意図するままのエンジンコントロールが可能になっていて制御しやすいオートバイです。エンジンの特性を3つのモードに切り替えることが可能で、レスポンス重視のモードと穏やかで扱いやすいモードが選択できます。

ヤマハMT-09のスペック・燃費、走行性能は

ヤマハのホームページにあるMT-09のスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,075
全幅(mm) 815
全高(mm) 1,120
軸距(mm) 1,440
最低地上高(mm) 135
シート高(mm) 820
車両重量(kg) 193

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
29.4km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
19.7 (クラス3,サブクラス3-2、1名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
85[116]/10,000

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
87[8.9]/8,500

タイヤ前 120/70ZR17M/C (58W)(チューブレス)
タイヤ後 180/55ZR17M/C (73W)(チューブレス)


 

ヤマハMT-09には、水冷・DOHC・直列3気筒・4バルブ・フューエルインジェクション搭載エンジンを搭載していて、コンパクトで慣性トルク変動が少なく、3気筒でしかできないテクノロジーが実現されています。

粘り強いトルクとスムーズな吹け上がりが体験できます。スペックについては、最高出力が116馬力で、最大トルクは87N・mと強力なエンジンとなっています。燃費については2名乗車時に29.4kmという低燃費を実現しています。

ヤマハMT-09のライバル車は

ヤマハMT-09は、850ccのエンジンが搭載されていますが、850ccという排気量は珍しいため、ライバル車として強いて挙げるとすると750ccと800ccのオートバイとなります。

具体的な車種としては、ホンダのVFR800Xと

スズキのGSX-S750です。

VFR800XとGSX-S750は4気筒エンジンとなっています。

スペックを比較してみると馬力については、MT-09は116馬力、VFR800Xは107馬力、GSX-S750は112馬力です。排気量の違いを考慮するとMT-09の馬力は十分高いものと評価されます。

最大トルクについてはMT-09が87N・m、VFR800Xが77N・m、GSX-S750が80N・mです。燃費については、MT-09が1リットルあたり29.4kmで、VFR800Xが27.4km、GSX-S750が29.3kmとなっていて、ライバル車よりも排気量が大きい割に低燃費となっています。

まとめ

ヤマハMT-09は、スタイリッシュなネイキッドバイクとなっていて、どこを走っていても景色に溶け込むオートバイです。手元のスイッチにより走行モードを切り替えられますので、気分次第でスポーティーな走りから、マイルドな走りまで両方楽しめます。毎日街乗りをするライダーの中でも、たまには峠に出向きワインディングでスポーツ走行をしたい人に向いているバイクです。