1リットル越えの大排気量車のオートバイは誰もが憧れるものです。その中でも、カワサキZRX1200 DAEGは、カワサキが30年以上前から守り続けてきた、ベーシックなネイキッドスタイルを踏襲している魅力的なオートバイです。

このオートバイにはカワサキが長年2輪づくりを行ってきた全ての経験と技術が盛り込まれています。カワサキZRX1200 DAEGの魅力に迫ってみましょう。

スポンサーリンク

カワサキZRX1200 DAEGの特徴と魅力

カワサキZRX1200 DAEGは、かつて販売されていたカワサキのGPシリーズのテクノロジーが最大限に生かされ、デザインも当時の面影をそのまま残しています。

エンジンには水冷並列4気筒の1164ccが採用され、車重は246kg、最低地上高135mm、シート高790mmとバランスの取れた車体となっています。一般的には、1200ccクラスのオートバイとなると、クセのあるバイクになりがちですが、このオートバイは全くクセが無いのが特徴です。

ライダーの意図するままにコントロールできるオートバイとなっています。中低速域でのトルクの安定感もしっかりとあり、メーカーの売り文句通りの「街中でも使える大型バイク」に仕上がっています。

オートバイにまたがった時のライディングフォームも無理の無い姿勢で、長距離ライディングも疲れることがありません。

カワサキZRX1200 DAEGのスペック・燃費、走行性能は

カワサキのホームページにあるZRX1200 DAEGのスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,150
全幅(mm) 770
全高(mm) 1,155
軸距(mm) 1,470
最低地上高(mm) 135
シート高(mm) 795
車両重量(kg) 246

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
25.8km/L (60km/h、2名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
81[110]/8,000

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
107[10.9]/6,000

タイヤ前 120/70 ZR17M/C (58W)
タイヤ後 180/55 ZR17M/C (73W)


 

カワサキZRX1200 DAEGには、フューエルインジェクションが装備されていて、全回転域に渡ってきめ細かな燃料供給のコントロールが可能で、特に中高速域の気持ちの良い伸びとパワーフィールを実現しています。

バルブタイミングについては、低速寄りとすることにより街中での走りを楽にしてくれています。最高出力は110馬力を誇り、トルクは107N・mを実現しています。燃費については2名乗車時に1リットルあたり25.8kmとなっています。

カワサキZRX1200 DAEGのライバル車は

カワサキZRX1200 DAEGのライバル車を挙げてみると、ホンダでは排気量が異なりますが、CB1300 Super Fourが同じ性格を狙って開発されたオートバイです。

もう一つのライバル車は現在では販売されていない、ヤマハのXJR1200が同様の性格のオートバイとなります。

そのスペックを比較してみると、馬力についてはZRX1200 DAEGが110馬力、CB1300 Super Fourが101馬力、XJR1200が71馬力となっていて、排気量の大きいCBよりも高い馬力となっています。

最大トルクについては、ZRX1200 DAEGが107N・m、CB1300 Super Fourが115N・m、XJR1200が91.2N・mとなっていて排気量の大きいCBには負けますが、1200ccカテゴリーの中では最大級のトルクとなっています。燃費はZRX1200 DAEGが25.8km、CB1300 Super Fourが26.8Km、XJR1200が26.0kmで、ライバル車とほぼ同等になっています。

まとめ

ZRX1200 DAEGは、大型排気量にもかかわらず、バランスの取れた車体でエンジンフィーリングも良く、クセが無く乗りやすいオートバイです。

誰にでもお勧めできるバイクですが、ネイキッドのスタンダードなデザインですので、オシャレに大型バイクを乗りたい人に適しています。また、長距離運転しても疲れないという評価になっていますので、ロングツーリングに行く人に向いています。