ホンダフォルツァは、2000年3月18日発売されたビッグスクーターです。スズキやヤマハが、続々とビッグスクーターを投入し人気を博す中で開発されたため、あらゆるシーンに対応した実用性に力を入れました。現行モデルはホンダフォルツァZモデルとZ ABSモデルが販売されており、3つのカラーリングから選べます。

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ホンダフォルツァの特徴と魅力

ホンダフォルツァの特徴は、ツーリングと二人乗りのダンデムに適していることです。搭載したEvolver-4Vエンジンは、スポーティーな走りを楽しめますし、同時に2人乗りしてもグイグイと地面をけるパワフルな性能を実現するため、ストレスを感じさせません。

オートマチックとマニュアル走行を切り替えるSマチックEvoは、その時の状況や気分に応じた走りを楽しめます。静粛性と燃費性能に優れたDモード、追い越しなど瞬発力のある加速のできるSモード、7速マニュアルでワインディングロード走行というようにシーンに応じて使い分けられます。

広い座面とクッション圧によりロングツーリングでもお尻が痛くなりにくいよう工夫されていますし、ボジションの自由度も高いボードスタイル、2人乗り時のシート安定性を確保、ダンデムステップは走行時の泥や水から足を守るよう工夫されています。

ホンダフォルツァのスペック・燃費、走行性能は

ホンダのホームページにあるフォルツァのスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,185
全幅(mm) 750
全高(mm) 1,175
軸距(mm) 1,545
最低地上高(mm) 135
シート高(mm) 710
車両重量(kg) 201

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
43.0km/L (60km/h、2名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
16[22]/7,500

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
22[2.2]/6,000

タイヤ前 110/90-13M/C 55P
タイヤ後 140/70-13M/C 61P


 

ホンダフォルツァは、燃費の高さが評価されています。

1Lあたり43.0km(定地燃費値)と高い燃費性能を備えており、市街地メインで走行すれば1Lあたり28.0km、高速走行なども加えると1Lあたり34.0kmほどになるため、実燃費も高くなっています。

燃料タンク容量が12Lなので、スペックを元にすると約516kmほど走行できます。これは東京から大阪まで新東名高速を使った際の移動距離とほぼ同じなので、ロングツーリングでも余裕の性能を発揮します。

ホンダフォルツァのライバル車は

ホンダフォルツァのライバルは、ヤマハマジェスティ、

スズキスカイウェイブです。

いずれもビッグスクータースタイルが共通していますし、排気量も250ccほどなのでライバルにふさわしいモデルです。

1Lあたりの燃費性能では、ホンダフォルツァが43.0km、ヤマハマジェスティが38.0km、スズキスカイウェイブが39.0km(いずれも定地燃費値)になっており、ホンダフォルツァの燃費性能が最も優れています。

ビッグスクーターに特徴的なシート下のメットインスペースの容量は、ホンダフォルツァが63L、ヤマハ・マジェスティが60L、スカイウェイブが63Lなので、ホンダフォルツァであればたっぷりの荷物を詰め込めます。

またホンダフォルツァは、大径13インチのワイドチューブレスタイヤを装着、さらに軽量さと剛性バランスに優れたアルミキャストホイールにより高速走行やギャップ乗り越え時にも安定性が高いです。

まとめ

ホンダフォルツァは、街乗りからワインディングロードまで対応した万能とも言える高い走破性が評価されており、日常使いからロングツーリング、ダンデムライディングを楽しみたいライダーにおすすめしたいモデルです。

ツーリングに欠かせない大容量ラゲッジスペース、安定した走りに欠かせない剛性と安定性を備えた足回り、スポーティで高級セダンのようなインパネなどが、気持ち良いライディングをサポートします。