スクーターでよく売れているのは250ccクラスですが、400ccクラスにも優れた車種がそろっています。何より400ccは普通二輪免許で乗れる最大排気量ですから、グッとパワフルになりますし、メーカーも上位機種として力を入れています。そんな魅力的な400ccのスクーターをご紹介します。
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スズキ：スカイウェイブ400
250ccスカイウェイブの上位機種で、「タイプS」と「リミテッド」が販売されています。どちらも大柄な車体に2灯式ヘッドライト、リンク式サスペンション、水冷DOHC4バルブエンジンが搭載されています。
しかし、大柄ながらも流線型のスタイリッシュなデザインで、400ccのパワーを生かして街乗りから高速道路まで快適な走行を楽しめます。特に高速を一定速度で走るシーンでは、リッターバイクにも負けないぐらいの快適さがあります。
タイプSのスクリーンは短いのでやや風圧を受けますが、リミテッドでは大型スクリーンを装着しているので、風をまともに受けずに高速走行が楽しめます。ただし風を受けないということは、夏暑いということでもあります。
ホンダ：シルバーウィングGT
高級感ある外観が特徴で、静かで安定した走りが楽しめます。特筆すべきはホンダ独特の「Tモード」で、左側グリップ手元にあるスイッチを操作すると、エンジンの点火時期と燃料噴射量が変わり、中低速のトルクが増大するというシステムです。これによって、加速や長い上り坂などでのスピードダウンを避けることができます。
またカスタムパーツが多く、ナビやETCをつけるとなお一層楽しいスクーターライフを送ることができるでしょう。
ヤマハ：グランドマジェスティ400
ツーリングに適した大型のスクリーン、14リットル燃料タンク、パッセンジャー用バックレストなど、2人乗りでの長距離移動を意識した作りとなっています。
プリロード（固さ）調整機構付リアサスペンションも、2人乗りの使い勝手を考慮したものと言えるでしょう。さらには、ブレーキアジャスターつきブレーキも、ライダーの体格に合わせて調整することが可能です。
まとめ
400ccクラスの最大の特徴は、パワーに余裕があることです。パワーに余裕があると加速や上り坂で余裕があるばかりか、同じ速度でもエンジン回転は低くなりますから、より静かな走行を楽しむことができます。
そして400ccではツーリングを意識した装備が多く、シート下収納の大きさ、便利でたくさんある小物入れ、乗り下りしやすいシートやフロアボード形状等などがその例です。これらは、人間工学的にもよく考えられたデザインが採用されており、見た目も格好いいです。
ただし400ccとなると、2年に1回（新車から初年度は3年）の車検がありますから、その点は注意して下さいね。
