CB1300SBは、リッタークラスでかなり売れたバイクです。その理由は、素直な操縦性や堂々たるスタイリングにもありますが、購入したライダーのバイクライフに合っているということも考えられます。では、CB1300SBに合うバイクライフとは、どのようなものでしょうか。

スポンサーリンク

メインは週末のツーリング

CB1300SBが発売された2005年頃から、国内ライダーの平均年齢は50才前後です。すなわち、通学や通勤に毎日使うというよりは、仕事が休みの週末に、気分転換を兼ねてバイクで出かけるというライフスタイルで、その足としてCB1300SBを使用しているということです。

日帰りなら、高速道路も使って移動、目的地の綺麗な景色を見たり、美味しいものを食べたりして一日あたり300~500km移動するというコースが最適でしょう。2,3泊なら、ツーリングバッグを積み、やはり一日あたり400kmぐらいの移動が合っています(連日の長距離走行は疲れます)。

その点、CB1300SBにはハーフカウルがありますから、高速走行も楽です。素直な操縦性によって、夏に行く避暑地周辺のワインディングも快適です。春や秋には、まだ見たことのない景色を求めて、時にはちょっとしたダートがあっても対応することができます。CB1300SBは、こうしたオールマイティーな使い方に臨機応変に対応できるバイクと言えます。

CB1300SBならタンデムも快適

CB1300SBオーナーの年代を詳しく見ると、1970年代から80年代のバイク黄金期に20才前後で、時を経てリターンまたはステップアップして乗っているというライダーが多いです。

40代後半になって、子育ても終わり金銭的余裕も出てきたとき、乗り慣れた国産メーカーのフラッグシップを選ぶわけです。もっともこれは、他メーカーや外国車にも言えることですが。

そうなると、時には奥様や恋人を後部座席に乗せて、一緒にツーリングを楽しむこともできます。もともと重量もパワーもありますから、タンデムでも非常に安定しています。

今では郊外の高速道路のほとんどは二人乗りができますし、バイクで出かけて見る景色は、車とはまた一味も二味も違ったものになることは間違いありません。

ただし、どんなバイクにも長所短所はあります。CB1300SBは、国内の道路事情に幅広く適応していますが、長距離を高速移動する使い方、例えば連日1,000kmも移動するという場合は、ツアラータイプにはかないません。またサーキットや峠道を長時間走る点では、スーパースポーツのほうが安全で快適です。

CB1300SBは、国内で高速道路や一般道の双方を使い、どんなシーンにも幅広く対応できるという点で優れたバイクです。

まとめ

CB1300SBは、日本国内のツーリングに非常に適したバイクであると言えます。具体的には、ハーフカウルによる高速での快適性、重さを感じさせない素直な操縦性等によって、高速も一般道もタンデムも、そつなくこなします。

時にはちょっとしたダートでも走れます。リッタークラスにおいて、装備、乗りやすさ、信頼性等において、非常に優れたバイクであると言えるでしょう。