CB1300SBは、堂々たるスタイリング、素直な操縦性、ホンダ4気筒エンジンの信頼性などがユーザーの支持を受ており、数あるリッターバイクの中でベストセラーの1台です。
それゆえ中古車市場にも多く流通していますが、たくさんあるCB1300SBから間違いのない1台を選ぶには、どこに着目したらいいでしょうか。チェックポイントを5つ解説します。
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信頼できるショップであるか
バイク選びの第一歩は、ショップ選びです。近年のバイクショップは、メーカー系列店と、全国にチェーンを展開するショップの、2通りが主流になっています。
CB1300SBの中古を購入したいときは、まずは雑誌やインターネットで幾つかお気に入りの車種に絞り、実際にショップに行ってみましょう。スタッフの接客に好感が持てた、丁寧に説明してくれた、バイクが整然と並んでいた等であれば、問題ないでしょう。
なかには、オークションで仕入れて売っているだけで、整備もオイル交換もできないというところもあります。嘘のようですが、本当の話です。
マフラーはJMCA適合品か、カードはあるか
CB1300SBで最も多くカスタマイズされているのは、マフラーです。社外品に換えてあっても車検適合品でなければなりませんから、必ず2点確認しましょう。
・マフラー本体に「JMCA」のプレートがついているか
・JMCA認定のステッカーがあるか
これら2点がないと、車検は通りません。安く買ったはいいが車検が通らないマフラーでは、あとあと出費が高くついてしまいます。
その他のカスタマイズを見る
他には、2005~2007年であればフルパワー化してあるかをチェックします。外見では分からないので、スタッフに尋ねましょう。荒々しくなったエンジンフィーリングもいいものです。
それから、リアサス(オーリンズ等)、スクリーン(ワイバン等)、ブレーキ、フェンダーレス等です。
カスタマイズは前オーナーの好みでもありますが、元に戻すのが困難なほどされている個体は、費用がかかる場合もあります。
ステアリングヘッド等のガタ、サスのへたり(重量車の宿命)
リッタークラスの重量車になると、走行距離と年数に応じて、重量がかかる部分が傷んできます。それが顕著に表れるのがステアリングヘッドで、メインスタンドを立ててハンドルを左右に切り、ガタや引っかかりがないかをチェックします。ここが傷んでいると10万円以上の出費となってしまいます。
前後サスも重さが原因で劣化しますが、車体が重いですから、揺さぶってもちょっと分かりにくいかもしれません。
全体的な印象
最後は、全体的な印象です。
錆が多い、年式のわりにくすんでいる、シートの一部がかびている、ウインカー内に水滴があるなどは湿気の多い環境で保管されていたか、あまり大切にされてこなかったバイクです。
かがんで車体下部を見て綺麗であれば、安心度は高いです。
そして車体を360度の角度から眺めてみましょう。それで「いいな」と思えればOKですし、「あの部分がちょっと」と思えば保留にして、他を当たってみるのがいいでしょう。
それで他の方に売れてしまうこともありますが、中古車選びは、「縁」でもあります。またとないチャンスで、気に入った1台が見つかるといいですね。