ホンダCBR600RRは、2003年に初代モデルがデビューしたCBRシリーズのバイクです。

シャープなフルカウルのボディが躍動感を演出し、搭載されている水冷4ストローク並列4気筒600ccのエンジンは、常用域で扱いやすく、高回転域を用いたスポーツ走行時にも、ストレスない吹け上がりを見せ、スポーツライディングを堪能させてくれます。

そんなCBR600RRについて詳しくご紹介したいと思います。

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ホンダCBR600RRの特徴と魅力

主に2013年に発売された4代目のCBR600RRについての説明になりますが、このモデルでは新設計のフルカウルが採用されて、外装が一新されました。これにより、より優れた空力特性、シャープで精悍な外観を手に入れました。

見た目は生粋のレーサーレプリカですが、スーパースポーツの中では前傾姿勢がそれほどきつくなく、シート高も820mmと低めなので、乗りやすく、街乗りでもそれほどしんどさはありません。

エンジンに関しては、中低速域でもトルクがあるので、ストリートでも穏やかで扱いやすく、ワインディングロードやサーキットに一度出れば、ホンダらしい精密な回転フィールで、トップエンドまで軽々と回るようになっています。ABSもかなり追い込んだところで作動するようになっているので、スポーツ走行の邪魔にならないのも大きく評価されているポイントの一つです。

ホンダCBR600RRのスペック・燃費、走行性能は

ホンダのホームページにあるCBR600RRのスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,030
全幅(mm) 685
全高(mm) 1,115
軸距(mm) 1,380
最低地上高(mm) 135
シート高(mm) 820
車両重量(kg) 189

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
29.0km/L (60km/h、2名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
57[78]/12,000

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
52[5.3]/10,000

タイヤ前 120/70ZR17M/C (58W)
タイヤ後 180/55ZR17M/C (73W)


 

CBR600RRの燃費は、カタログスペック上でリッター29.0キロとなっていますので、実際には街中で、リッター16から18キロぐらい、高速道路では、カタログスペックに近い数値が出ます。

CBR600RRはハンドルの切れ角が大きいので、コンパクトな車体とも相まって取り回しが非常に楽で、Uターンやタイトなコーナーも得意としています。また、新たに採用されたBPF(ビッグ・ピストン・フロントフォーク)によって、乗り心地が向上しているだけでなく、前輪が路面に吸い付くような接地感があり、安定した走りに貢献しています。

ホンダCBR600RRのライバル車は

ホンダCBR600RRのライバル車としては、カワサキ ニンジャZX-6R ABSが挙げられます。

燃費は街乗りで、リッター20キロぐらいと、CBR600RRとそれほど変わりません。低中回転域のトルクが強化され、街中で扱いやすく、トラクションコントロールやインテリジェントABSなどの最新装備が付いているのも特徴です。

他にCBR600RRのライバルとしては、スズキGSX-R600も挙げられます。

こちらも燃費は、街中でリッター20キロほどで、他のライバル車と良い勝負となっています。GSX-R1000譲りのハイレベルな足回りが大きな特徴です。また電子制御式のステアリングダンパーを採用し、安定性とシャープなハンドリングを両立させています。上位モデルと同等の装備によって、本格的なスポーツ走行が可能になっています。

まとめ

ホンダCBR600RRは、スーパースポーツですが、比較的楽なポジションで乗車することができますので、スーパースポーツにそれほど乗り慣れていない人や、前傾姿勢がきついと疲れるという人にもお勧めです。

常用域での扱いやすさと、高回転域の楽しさを両立していますので、街乗りメインという人から、スポーツ走行を主に楽しみたいという人まで、幅広く楽しむことの出来るバイクと言えます。