2001年に欧州向けに販売されたヤマハFJR1300ASは、スポーツツアラーという新しいカテゴリーを生み出しました。

2013年に大幅なマイナーチェンジを敢行すると同時に日本市場に投入。また2016年にモデルチェンジでは先端技術を披露しています。FJR1300ASは、ヤマハの持ちうる限りの技術を投入したフラッグシップモデルです。

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ヤマハFJR1300ASの特徴と魅力

ヤマハFJR1300ASの特徴は、筋肉質かつスタイリッシュなシルエットにあります。ロングツーリングにふさわしい足回りと迫力あるフロントフェイスがクールです。また1297cm3のフューエルインジェクションを搭載した水冷・DOHC直列4気筒エンジンが、路面を力強く蹴って前に突き進みます。

2016年に登場したモデルからは、ギア比などを細かく変更する6速トランスミッションを搭載しました。またアクセル操作を検知し最適なスロットルバルブ開度を作動するYCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)、後輪のスピンを検知しなめらかな発進をサポートするTCS(トラクション・コントロール・システム)などを強化しています。

ヤマハFJR1300ASは、車体重量が296キログラムもあるため出だしこそ重いですが、走り出すと軽快な走りを体感できます。

ヤマハFJR1300ASのスペック・燃費、走行性能は

ヤマハのホームページにあるFJR1300ASのスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,230
全幅(mm) 750
全高(mm) 1,325
軸距(mm) 1,545
最低地上高(mm) 125
シート高(mm) 805
車両重量(kg) 296

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
24.6km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
16.6km/L (クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
108[147]/8,000

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
138[14.1]/7,000

タイヤ前 120/70ZR17M/C (58W) (チューブレス)
タイヤ後 180/55ZR17M/C (73W) (チューブレス)


 

ヤマハFJR1300ASの燃費は、16.6キロメートル(WMTCモード)です。燃料タンクが25リットルあるため、最長415キロメートル走ります。この最長航続距離は東京から名古屋までを移動できる距離なので、ロングツーリングでも余裕を持って楽しめることでしょう。

ヤマハFJR1300ASには、走行性能を高めるためのシステムとして走行切り替えモードのD-MODEを備えており、なめからなツーリング走行ができるTモードやパワフルな走りを楽しめるSモードから自由に選べます。

ヤマハFJR1300ASのライバル車は

ヤマハFJR1300ASのライバル車は、スズキ隼、

BMW R1200RTです。

いずれもロングツーリングモデルであることや力強いシルエットに仕上げられており、排気量も1300cm3前後という共通項があります。

気になる燃費性能は、ヤマハFJR1300ASが16.6キロメートルに対して、スズキ隼が17.6キロメートル、BMW R1200RTが20.2キロメートルになっており、ライバルに一歩譲ります。

最高出力においてはヤマハFJR1300ASが147ps・最大トルク138N・m、スズキ隼は197ps・最大トルク155N・m、BMW R1200RTが125PS・125N・mとなっており、ライバルと比較しても安定した高い制動性を備えています。

ヤマハFJR1300ASは、ライバルと比較すると総合的にまとまりが高く仕上げられたモデルです。

まとめ

ヤマハFJR1300ASは、ロングツーリングを楽しみたい方におすすめできるモデルです。高速道路を疾走する際はオートクルーズが活躍、カウルは多少の風を物ともせず疾走します。

この他にもスポーティーなハンドリングをサポートするサスペンション、安定した剛性を誇るアルミ製ダイヤモンドフレーム、さまざまなシチュエーションで制動力を高めるリニア制御ABS&ユニファイドブレーキシステム、多彩な機能を手元で操作できる多機能ハンドルスイッチなど、スポーツツアラーに必要な機能をすべて備えています。