スズキジクサーは、2014年からスズキのインド法人が生産しており、インドを中心としたアジア、中南米向けに輸出されていましたが、日本向け仕様車が2017年1月27日から販売開始されました。またジクサーという名称はスズキのスーパースポーツのGXS-Rを由来にしているため、さしずめGXS-Rの弟分のような存在といえるでしょう。

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スズキジクサーの特徴と魅力

スズキジクサーは、150ccのミドルスタイルが特徴ですが、兄貴分とも言えるGXS-Rのようなスーパースポーツも感じられるスタイルに仕上がっているためクールな印象を感じさせてくれます。

大排気量モデルのような幅を持ちながら絞り込むことにより流麗さを感じさせるフューエルタンク周り、斜め上を向いたマフラーエンドをデュアルスタイルにすることで、高効率な排気を実現するとともにパワフルな印象を感じさせるデザインです。

125ccよりもパワフルで加速性能に優れており、250ccに比較すると軽量コンパクトなので車庫に入れる際や手押しで移動する取り回しも簡単です。また日常使いから気の向いたときに高速道路を疾走して遠出もできるというシーンを選ばない汎用性も評価されており、デザインと走行性能、価格のすべてを満たしたモデルです。

スズキジクサーのスペック・燃費、走行性能は

スズキのホームページにあるジクサーのスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,005
全幅(mm) 785
全高(mm) 1,030
軸距(mm) 1,330
最低地上高(mm) 160
シート高(mm) 785
車両重量(kg) 135

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
58.8km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
51.0km/L (クラス2、サブクラス2-1、1名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
10[14]/8,000

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
14[1.4]/6,000

タイヤ前 100/80-17M/C 52S
タイヤ後 140/60R17M/C 63H


 

スズキジクサーの燃費性能は1Lあたり51.0km(WMTCモード)となっており、車体重量135kgの軽量さと高効率パワートレインがもつ特徴を最大限に活かしたモデルです。燃料タンク容量は12Lなので単純計算すると約612kmになります。この走行距離は、東京から大阪までを余裕を持って移動できるほどです。

またフロントフォークのインナーチューブは、高い剛性を確保しておりコーナリングもスムーズですし、坂道を下る際にはダブルディスクブレーキにより確かな制動力を発揮します。

スズキジクサーのライバル車は

スズキジクサーの154ccという排気量でライバル車を探しても見つからないのが現状です。今販売されている車種から無理やり選ぶならヤマハYZF-R25でしょうか。

1Lあたりの燃費性能においてはスズキジクサーが51.0km、ヤマハYZF-R25が26.2km(いずれもWMTCモード)となっており、スズキジクサーは倍近い燃費効率を実現しています、まあ排気量が違うからしょうがないけど。

またネイキッドスタイルであるスズキジクサーの重量は135kgです。ライバルに比較すると30kgほど軽く取り回しもしやすくなっており、軽量さを活かしての加速性能や7段階の調整が可能なモノサスペンションを採用することで、街乗りから高速まで安定したハンドリング操作と高い乗り心地を両立させました。この他にも価格帯において圧倒的に優位に立っています。

まとめ

スズキジクサーは、日本仕様が施されたネイキッドバイクです。250ccバイクが売れ筋の日本で極めて安価でありながら、極めて高い燃費性能とスタイリッシュをも備えています。日本向け仕様には足回りが強化されているので高い俊敏さと加速性能を体感できます。これら特徴は、若者の世代だけでなく、走りを楽しみたい中年の方にもおすすめできます。