ヤマハMT-09は「意のままに操れる悦び」をコンセプトに開発されたスポーツバイクです。外観はネイキッドとスーパーモタードを組み合わせた独特なデザインとなっており、個性的な外観として高い評価を受けています。また、徹底的な軽量化を実現しているため、誰にでも操りやすいという特徴もあります。今回は、そんなヤマハMT-09のバリエーションモデルであるMT-09 TRACERについてご紹介します。
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ヤマハMT-09 TRACERの特徴と魅力
ヤマハMT-09 TRACERは、2014年にヤマハから発売されたヤマハMT-09をベースに改良が加えられたバイクとして2015年に発売されました。オフロードタイプの特徴を感じさせつつも、レーシングマシンを彷彿とさせるスタイリッシュなデザインも魅力的です。
もちろん街中での走行にも適している作りとなっており、幅広いシチュエーションで乗りこなすことができるバイクでもあります。ハンドルとシートは位置調節が可能となっており、身長の低い方や女性でも快適に乗りこなすことができます。
また、シート調節機能にはスポーツ性と運転性をそれぞれ主眼においた調節が可能となっており、普通のバイクとは違いスポーツ性や悪路走行も重視されたオールマイティなバイクとなっているのがヤマハMT-09 TRACERの特徴であり魅力です。
ヤマハMT-09 TRACERのスペック・燃費、走行性能は
ヤマハのホームページにあるMT-09 TRACERのスペックは次のとおりです。
全長(mm) 2,160
全幅(mm) 950
全高(mm) 1,345
軸距(mm) 1,440
最低地上高(mm) 135
シート高(mm) 845-860
車両重量(kg) 210
燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
28.4km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
19.7km/L (クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時)
最高出力(kW[PS]/rpm)
85[116]/10,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
87[8.9]/8,500
タイヤ前 120/70ZR17M/C (58W)(チューブレス)
タイヤ後 180/55ZR17M/C (73W)(チューブレス)
ヤマハMT-09 TRACERのカタログスペックでの燃費は60キロ走行時でリッター27キロとなっています。実際には30キロは走れると考えてよいでしょう。街乗りだと20キロ、高速走行だと30キロぐらいの燃費となるでしょう。
「STD」「A」「B」からエンジンの出力特性を選ぶことができ、走行時の状況に応じて変えることができます。また、悪路走行時には19インチのタイヤがしっかりと路面と接着してくれるため、安定した走行を実現しています。
ヤマハMT-09 TRACERのライバル車は
ヤマハMT-09 TRACERの一番のライバル車は、カワサキZ800でしょう。
見た目は中型バイクとしては少し大きく感じますが、バランスのとれたパワーと安定性を持っており気軽に乗ることができるバイクです。カタログスペックでの燃費は60キロ走行時でリッター17キロとヤマハMT-09 TRACERには劣りますが、メーカーが違うため自分の好みに合わせて選んでもよいでしょう。
他のライバル車としては、トライアンフのストリートトリプル85、スズキのGSR750などがあります。
ここで、ヤマハMT-09と比較してみましょう。
ヤマハMT-09のスタイルはMT-09 TRACERとほとんど変わらず、同じ水冷DOHC4バルブ直列3気筒を搭載しています。ヤマハ-MT09のスペックをみると、MT-09の方が若干軽いという違いがあるだけで、他の部分には大差が見られません。両者とも非常によく似た車種ですので、デザインの違いで選んでもいいでしょう。
まとめ
ヤマハMT-09 TRACERは、足つきがよくどんな状況でも安定した走行ができるという評価を受けていることから、初心者の方はもちろん女性や上級者など幅広いライダーの方が楽しめるバイクとなっています。自由に部品をカスタマイズすることでよりかっこいいバイクとなりますので、ぜひ購入をしてみてはいかがでしょうか。