ホンダNC750Sは、2012年に2月17日発売された大型バイクです。世界各国でのマーケティングを行い市街地やツーリングなどで扱いやすく、燃費性能が優れており、快適で味わい深い、求めやすい価格設定を満たしたニューミッドコンセプトに基づいて誕生しました。日本だけでなく、アメリカでも販売されているホンダの世界戦略車でもあります。
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ホンダNC750Sの特徴と魅力
ホンダNC750Sの特徴は、大型バイクらしいずっしりとした重厚感とスーパースポーツを思わせるような滑らかならデザインが高い評価を獲得しており、若者世代だけでなく、中年世代の心をワクワクさせてくれるモデルです。
縁取りされた配光LEDヘッドライトはスタイリッシュな印象を与えながら、夜間や雨天での視認性を向上させました。またシート下にフルフェイスヘルメット1つ分のメットインスペースを備えています。
標準装備のグリップヒーターは寒い季節や早朝・夜間の走行でも操作を安定させ、視認性の高いフル液晶タイプコンビネーションメーターを搭載することで速度や燃費、グリップヒーターの設定やエンジン回転数を即座にチェックできます。
またNC750Sは、バイク教習所の教習用バイクとして採用されているモデルなので信頼性も高いです。
ホンダNC750Sのスペック・燃費、走行性能は
ホンダのホームページにあるNC750Sのスペックは次のとおりです。
全長(mm) 2,215
全幅(mm) 775
全高(mm) 1,130
軸距(mm) 1,520
最低地上高(mm) 140
シート高(mm) 790
車両重量(kg) 216
燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
42.5km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
28.3km/L (クラス3-2、1名乗車時)
最高出力(kW[PS]/rpm)
40[54]/6,250
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
68[6.9]/4,750
タイヤ前 120/70ZR17M/C(58W)
タイヤ後 160/60ZR17M/C(69W)
ホンダNC750Sは、力強いトルク性能と燃費を両立させたモデルです。1Lあたり28.3km(WMTCモード)となっており、大型バイクとしては高い燃費性能を有しています。また14Lタンクを搭載しているので満タン状態だと396.2kmほど移動できる計算になります。
直列2気筒750ccエンジンは、少々の山道の坂も3速ホールドでも力強く走るため、頻繁なギアチェンジをしなくともストレスフリーでツーリングを楽しめますし、抑制された振動が心地よく感じられます。
ホンダNC750Sのライバル車は
ホンダNC750Sのライバルは、カワサキZ650
とヤマハMT-07です。
いずれも排気量が近く、スポーティーなスタイルという共通点があります。
ガソリン1Lあたりの燃費は、ホンダNC750Sが28.3km、カワサキZ650は24.0km、ヤマハMT-07が24.1km(いずれもWMTCモード値)となっているので、燃費性能においてはホンダNC750Sが一歩リードしています。
最大トルクと馬力においては、ホンダNC750Sは4,750rpm・54PS、カワサキZ650は6,500rpm・68PS、ヤマハMT-07は6,500rpm・73PSとなっており、ライバルに比較すると1歩譲ります。
ホンダNC750Sにあってライバル車にないのが、標準装備のグリップヒーターです。オプション装備をつけたり、購入しなくても良いのでホンダNC750Sの使い勝手が光ります。
まとめ
ホンダNC750Sは、若者から中年ライダーまで高い人気を誇ります。特に高く評価されているのが燃費性能で、月々のガソリン代金を削減できる財布にも優しいバイクを探している方におすすめです。
また採用されているDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)は、AT走行とMT走行に対応しており、一般走行ならDモード、スポーティーな走りを楽しみたいならSモード、シフトスイッチで変更したいならMTモードというように走り方を選べます。