ホンダCBR1000RRは、ロードレーサーマシンのRC211Vのレプリカをコンセプトに2004年にCBR954RRの後継車として発売されたオートバイです。
RC211Vで採用された電子制御ステアリングダンパーのHESDを市販車で初めて搭載するなど話題を集めたマシンです。
そんなホンダCBR1000RRについて詳しく紹介します。

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ホンダCBR1000RRの特徴と魅力

ホンダCBR1000RRはホンダレーシングが開発したロードレーサーのRC211Vのレプリカをコンセプトに生産されたマシンです。デザイン的には左右独立のヘッドライトやセンター出しマフラーが採用されRC211Vをかなり踏襲したものになっています。

999cc水冷直列4気筒の123馬力で、欧州モデルと比較するとパワーダウンされていますが、それでも日本においてはかなりパワフルな部類になります。5種類の走行モードを搭載していて、3つはプリセットされていますが2つはユーザー側で設定することが可能です。路面状況の変化などに迅速に対応できるように走行中にも走行モードの変更が可能になります。

スポーツバイクをモデルにしたバイクでありながら、足つきも改善され非常に乗りやくハンドルポジションがワイドなので操縦性も高いです。ツーリングだけではなくサーキットで走行するのにも向いたオールマイティな懐の深さが魅力と言えるでしょう。

ホンダCBR1000RRのスペック・燃費、走行性能は

ホンダのホームページにあるCBR1000RRのスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,065
全幅(mm) 720
全高(mm) 1,125
軸距(mm) 1,405
最低地上高(mm) 130
シート高(mm) 820
車両重量(kg) 196

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
25.0km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
17.7km/L (クラス3-2、1名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
141[192]/13,000

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
114[11.6]/11,000

タイヤ前 120/70ZR17 M/C(58W)
タイヤ後 190/50ZR17 M/C(73W)


 

カタログスペックにおける燃費は、時速60kmの2名乗車時でリッター25km走ります。実際のところは、燃費が悪くなるタウンユースの場合リッター17.8km程度で、高速などであれば20kmほど走れるのではないでしょうか。

キャスター角は23度になるのでスポーツバイクなので当然ですが、直進性をかなり重視したスペックとなるでしょう。
車両重量は196kgで、954RRは170kgと超軽量でしたが重量は増加しています。

ホンダCBR1000RRのライバル車は

CBR1000RRのライバル車ですが、Ninja ZX-10RやYZF-R1、GSX-R1000などになるでしょう。

Ninja ZX-10Rは日本仕様のモデルはなく、全て逆車になるので200馬力とCBR1000RRよりも馬力はかなり上でSSクラス最強とも呼ばれています。燃費はオフィシャルでは公表されていませんが、タウンユースでリッター16km前後、高速で19km前後となります。

YZF-R1は182馬力で、こちらもCBR1000RRと比較すると馬力はかなり上です。燃費はタウンユースでリッター15km前後、高速で18km前後となります。

GSX-R1000は185馬力で、「走る」「曲がる」「止まる」の基本性能を極限まで突き詰めたモデルです。燃費はタウンユースでリッター16km前後、高速で18km前後となります。

まとめ

ホンダCBR1000RRは足つきが改善されたことで安定感が増し、背の低いライダーの方にもおすすめできるSSバイクです。SSバイクにしては燃費はかなり優秀になるので、ロングツーリングなどでも活躍しそうです。馬力は抑えられていますが、その分安定性の評価が高くSSバイクを初めて乗るという方にもおすすめできるモデルになります。