バイクで行くキャンプツーリングは、バイクの楽しみを倍増させてくれます。開放感ある乗り物に加えて、星空の下でお酒を飲んで夕飯を食べ、テントに寝れば、大地を駆け回る喜びがなお一層感じられるに違いありません。
そのときに使う寝袋の選び方について解説します。

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軽量コンパクトな3シーズン用がベスト

バイクと車でのキャンプの一番の違いは、積載量ですよね。車ならたくさんの荷物を詰めますが、バイクツーリングでは極力荷物を減らしたいものです。

寝袋も例外ではなく、可能な限り軽量コンパクトなものを選びましょう。寝袋には、夏用、春夏秋の3シーズン用、冬用の3種類がありますが、3シーズン用がベストです。

そうすれば、暑いときには寝袋をお腹にかけるだけでいいし、寒ければ他に服を着ればいいのです。

またコンパクトという点では、長方形の封筒型よりは、楕円形のマミー型と呼ばれる形のほうがいいです。ちなみにマミーとは、ミイラのことです。

インナーウェアと組み合わせて防寒対策

3シーズン用の寝袋だと、高原のキャンプや突然寒くなったときに対応できないことがあります。だからと言って、毛布などを準備する必要はありません。バイクウェアを着込めばいいのですよね。

ただし、ライディングジャケットやパンツはパッドが入っていますから、寝るのには適していません。長袖Tシャツなどインナーを宿泊日数と同じだけ持参すればいいでしょう。

材質は化繊でもよい

また材質にはダウンと化繊があります。ダウンは温かいですが、高額です。一方の化繊は低額で、最近では技術開発も進んで温かくなっています。

そして低額ですから、あまりデリケートに扱わなくてもいいという安心感があります。ことツーリングにおいては、寝袋をツーリングバッグのファスナーに挟んでしまったり、地面に落としたりということがあります。

ダウン表面が破れてしまえば羽毛が次々と飛び出してきますが、化繊であればそれがありませんので、さほど神経質になることはありません。

寝袋の積み方

寝袋は軽いですから、荷物の上のほうに積むのがいいでしょう。これを逆にすると、バイクの重心が高くなったり、振動で上下の荷物が入れ替わって荷崩れしたりします。

基本的には、ツーリングバッグの一番上がいいでしょう。あるいは、タンデムシートのライダー側に積んでおくと、走っていて疲れたときに(軽く)寄りかかることができます。

まとめ

積める荷物量を極力少なくしたいバイクにとって、寝袋もなるべく小さく軽くしておきたいものです。寝袋も例外ではなく、温かく、少々乱暴に扱ってもよい化繊タイプがお勧めです。

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