排気量600CC前後のバイクは各メーカーの個性が出たものが多く発売されています。免許も大型の範囲の排気量なので、もう少し上の排気量のバイクが欲しいと考えるクラスでもあります。

今回は、そんな600CC前後のミドルクラスバイクの中でも優れた装備と足まわりを持った、カワサキNinja 650の特性や走行性能を紹介します。

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カワサキNinja 650の特徴と魅力

カワサキNinja 650は2006年に発表販売されて2017年にフルモデルチェンジしたロングセラー、フルカウルのバイクです。開発段階からフロントカウルのデザインに尽力を注いだモデルです。

Ninjaファミリーの伝統デザインである『牙』をこのモデルでもフロントフェイスに引き継いでいます。二つ目のヘッドランプを採用してカワサキらしいスポーティーさを感じさせてくれる表情をあらわしています。

シャープで空力特性を探求したデザインはアグレッシブさを感じさせてくれるでしょう。パラレルツインエンジンを搭載した低中速回転域で力強い加速とレスポンスを発揮するパワーユニットを、モデルチェンジにより燃費、走行性能共に向上させているのが特徴です。

車体も18キロの軽量化により扱いやすく、力強さを失わない外観とカワサキNinja独特の表現を実現させています。

カワサキNinja 650のスペック・燃費、走行性能は

カワサキのホームページにあるNinja 650のスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,055
全幅(mm) 740
全高(mm) 1,135
軸距(mm) 1,410
最低地上高(mm) 130
シート高(mm) 790
車両重量(kg) 193

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
32.1km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
24.0km/L (クラス3-2、1名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
50[68]/8,000

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
65[6.6]/6,500

タイヤ前 120/70 ZR17M/C 58W
タイヤ後 160/60 ZR17M/C 69W


 

カワサキNinja 650の燃費は、メーカー数値で国土交通省届出値でリッターあたり32.1キロです。モデルチェンジ後のパラレルツインエンジンは従来型の基本構成を引き継ぎ中低速の走行を向上させて燃焼効率もアップしています。

走行性能もどんな路面状況でも操作性・楽しさを損なう事の無いハンドリングが可能です。フレーム構造はカワサキ独自のシミュレーションプログラミングで設計し、剛性特性を大幅に改善させています。

カワサキNinja 650のライバル車は

カワサキNinja 650のライバル車としてまず挙げられるのが、ヤマハMT–07です。

特徴は徹底的な軽量ボディ設計と早期暖機設計で燃費を向上させています。Ninja650と同じ、扱いやすいハンドリングが特徴です。

排気量も同じで燃費はメーカー数値で国土交通省届出数値はリッターあたり38.4キロです。数値的にも若干MT–07の方が良いですが、ほぼ同じ範囲の数値となっています。

次にあがるのがホンダCB650Fです。

4気筒のこのモデルは直列4気筒で吸排気バルブの最適化を施したバイクです。排気経路をできるだけ真っ直ぐにして吸排気効率を追求しています。精悍なV字型ヘッドライトから逞しい燃料タンクへ流れるボディーフォルムが特徴です。

燃費は定地燃費値でリッターあたり31.5キロとなっています。Ninja650、MT–07共に近い燃費値です。3台とも同じ排気量で各メーカーの個性を生かした走りが楽しめます。

まとめ

カワサキNinja650は大型バイクより少しコンパクトに仕上げたバイクで、大型バイクのライディングテイストをより手軽に楽しみたい方におすすめのバイクです。

車体重量も軽くて扱いやすく大型バイク初心者でも楽しめます。走行性能以外の見た目のデザインを求めたい方にもぴったりで、ツーリングから街乗りまで幅広いライディングが可能です。