ホンダNM4-02は2014年に発売されたバイクです。これまで見たこともないような独特なスタイリングは、ワインディングロードでも注目の的になること請け合いの1台です。

足つきが良くしっかりと車体を支えることができるので、小柄な女性にもおすすめしたいバイクです。バイカーなら一度は乗ってみたいと思わせる、ホンダNM4-02の魅力を紹介します。

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ホンダNM4-02の特徴と魅力

ホンダNM4-02はモーターショーから持ってきたかのような斬新なフォルムが特徴です。先鋭的なフロントビューもさることながら、ワイドに張り出したリアビューは一度見たら忘れられないほど強烈なインパクトを放っています。

サイドミラーはフロントカウル内にビルトインされており、正面から確認できないのも大きな特徴です。シート高は650mmで起立式のバックレストが付属しています。シート位置がかなり低いので、バイクに跨っているというよりもコックピットに乗り込んでいるといった印象です。

エンジンは745ccで水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒を採用しています。トルクもあるため、ゼロ発進から中速域にかけての加速性能に長けているのが特徴です。トランスミッションにはDCTを採用しています。

街中での走行に適したDモードと高速走行に最適なSモードを選べるATモードと、シフトスイッチで変速できるMTモードがあるので、状況に合わせたライディングを楽しむことが可能です。

ホンダNM4-02のスペック・燃費、走行性能は

ホンダのホームページにあるNM4-02のスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,380
全幅(mm) 810
全高(mm) 1,170
軸距(mm) 1,645
最低地上高(mm) 130
シート高(mm) 650
車両重量(kg) 255

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
38.0km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
26.4km/L (クラス3-2、1名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
40[54]/6,250

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
68[6.9]/4,750

タイヤ前 120/70ZR18M/C(59W)
タイヤ後 200/50ZR17M/C(75W)


 

フューエルタンクには11リッターのガソリンが入ります。カタログ燃費はWMTCモード値を参考にすると、1人乗りでリッターあたり26.4kmです。これだけ優れた燃費性能があれば、十分にロングドライブが楽しめます。

走行性能もかなりの優れものです。タイヤサイズが200とワイドなので、コーナリングでも安定した走りが可能となっているほか、ABSを標準装備したブレーキは255kgの車重にもかかわらず強力な制動力を発揮します。

ホンダNM4-02のライバル車は

ホンダNM4-02のライバルはヤマハのTMAX530とホンダインテグラでしょう。

TMAX530はATでありながらもMTにも劣らない、ダイレクトなアクセル感覚が特徴で、シチュエーションを選ばないオールマイティな走りもNM4-02の長所とよく似ています。燃費はWMTCモード値の1人乗りでリッターあたり20.6kmなので、カタログ上ではNM4-02の方が優れています。

同じくホンダ製のインテグラはATタイプのバイクです。クラッチを操作する必要が無いので、渋滞時やロングドライブの時には快適にライディングすることができます。スタートもいたって滑らかなのでバイク初心者でも安心して乗ることができるでしょう。

燃費はWMTCモード値でリッターあたり28.30 kmとなっているので、カタログ上はインテグラの方が優れています。しかし実際の走行では、NM4-02とほぼ同程度の水準にあるとみてよいでしょう。

まとめ

ホンダNM4-02は斬新なデザインを楽しめるだけではなく、独特なライディングポジションを活かして快適なツーリングを味わうことができるバイクです。

ATモードとMTモードを選ぶことができるので、その時の気分やシチュエーションに合わせたライディングが可能となっています。燃費も優れており、個性的なバイクやロングツーリングが好きな方におすすめのバイクです。