バイクプロテクターの選び方、万が一の事故に備えよう。

バイクに乗っていて事故は起こしたくないものですが、それでももしも起こしてしまった時、大切なのはしっかりと自分の身を守ることです。そんな時のためにヘルメットだけでなく身につけておきたいのがプロテクター。そこで今回はバイクプロテクターの選び方について説明します。

ジャケットやパンツの選び方

上半身を守るジャケットは強い素材でできており、肩・肘・背中にプロテクターパットが入っています。季節を問わず着用するものなので、特に真夏にはメッシュのような涼しいジャケットを選ぶとよいでしょう。選ぶ際に重要なポイントはパットの大きさです。大きすぎると転倒したときにパットがずれてしまい、パットの意味をなさなくなることがあります。一方で小さすぎても肘や肩のパットが短すぎたりして保護する範囲が狭まってしまうので注意しましょう。

ライダースパンツは膝や尻のパットがズレないフィット感があるものを選ぶのがおすすめです。ライダースパンツを履かない場合でも、膝のプロテクターだけは着用した方がよいでしょう。

肘や膝のプロテクターの選び方

肘のプロテクターはライダースジャケットに付いていますが、もしジャケットを着用しない場合でも肘のプロテクターは装着しましょう。装着時のフィット感は別売りのものよりもライダースジャケットの肘プロテクターの方がよいです。選ぶポイントは装着した状態で叩いたり押したりしても絶対にズレないことです。少しの衝撃でズレてしまうものは転倒の際に意味がありません。

またバイクで転倒した時には、足が車体に挟まれたまま数メートルアスファルトに擦れて引きずられてしまうことがあります。そういったことを防止するためにも皮パンツはとても有効です。しかしライダースパンツではなく皮パンツをはく場合にも、膝のプロテクターは着用するようにしましょう。こちらの選び方のポイントもフィット感があることが大前提です。またものによっては使用しているうちにゴムが伸びて緩くなるものもあります。そういったものはだんだんとフィット感が悪くなってきますので、緩くなりづらいものを選ぶのがよいでしょう。

グローブの選び方

グローブはバイクに乗車する時、最も必要なものと言えます。これは転倒した際、人は最初に手を付くからです。そうして手を付いた時に素手だった場合、その後の全ての受け身が取れなくなってしまいます。バイク専用のグローブは強い素材で作られているほか、取れにくいように手首部分を締める止めジップが付いています。着用するなら転倒した時に手袋が取れないバイク専用のグローブがよいでしょう。

その他の選ぶポイントとしては生地の厚さが挙げられます。アスファルトに擦れても引き裂けない厚さものがおすすめです。またスリップして転倒した場合にはバイクを傾けた状態からそのまま倒れることがあります。そういう時に最初に地面と接触するのは手のナックル部分です。そのため手のナックル部分にパットが入っているものがよいでしょう。