ホンダ・レブルは、2017年に発売されたアメリカンタイプのバイクです。現代のバイクらしく、燃料噴射のPGM-FIを採用した4ストDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載しています。スタイルを一口で言うと、ナロー&スリム。エンジンの鼓動感を感じながら大地を駆け抜ける喜びを全身で感じることができるバイクです。そんなレブル250の詳細をご紹介します。
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レブル250の特徴と魅力
「レブル250」は、もともと1986年から1999年まで、日本製アメリカンらしいスタイルの空冷2気筒エンジンで販売されていましたが、ここでは2017年に発売された水冷単気筒エンジンについて解説します。
レブル250でまず目につくのは、モノトーンで統一されたカラーリング、「SIMPLE&RAW(シンプル&ロウ)」というコンセプトの低く構えたスタイルです。
※ RAW;「未加工の」という意味
一見、ハーレーの883Rスポーツスターに似ており、高いステアリングヘッドから徐々にシートまでなだらかに低くなり、シートに至っています。イメージカラーはタンクがグレーなので、黒いエンジンやマフラーとあいまって引き締まった印象を与えます。シート高さは690mmとかなり低いので、初心者や女性にも安心ですね。
エンジンは250cc単気筒なので、ドコドコというトルク感を感じつつ加速していくのはアメリカン好きにはたまらないでしょう。この排気量クラスだと、マルチエンジンよりはシングルのほうがトルクが出やすく、アクセルを開けたときの楽しさも満喫できます。タンクは11リットルあるので、ロングツーリングでも安心です。ユニークなのは、タンク左下の位置にあるメインスイッチで、1970年代初頭のホンダバイクを思い出させます。
レブル250のスペック・燃費、走行性能は
ホンダのホームページにあるレブル250のスペックは次のとおりです。
カタログスペックでの燃費は、2人乗りでリッター46.5キロ走ります。実際には、30キロは走ると思っていいでしょう。燃費が悪くなる街乗りでも25km/L、高速なら35km/Lくらいはいくかな。
フロントタイヤは16インチですが、フォークのキャスター角が28度と寝ていますから、直進性重視であることが分かります。キャスター角とはフロントフォークの角度で、寝ていればアメリカンらしい大らかなハンドリングになり、逆に立っていればクイックな操縦性となります。ちなみに、ネイキッドのCB1300SFは25度、スーパースポーツのCBR1000は23.2度です。
レブル250のライバル車は
レブル250の一番のライバルは、ヤマハのドラッグスター250です。
実車を見ると、日本的アメリカンでありながら低く長く、とても250ccには見えません。エンジンがVツインなのも、アメリカンらしいポイントです。カタログスペックでの燃費は舗装平坦路で51km/L(時速60km)、メーカーが違うので単純に比較はできませんが、レブル250と大差はないと考えていいでしょう。
他には、絶版車ではありますが、カワサキのエリミネーター250、スズキのイントルーダー250LC等があります。
レブル500と比較
2017年4月14日に同時発売されたレブル500は、スタイルは250とほとんど同じで、DOHC2気筒エンジンを搭載しています。低地燃費値は40.2km/L(時速60km)ですので当然ですが、250より燃費は悪いです。
レブル500のスペックを見ると、両者とも全長×全幅×全高 は全く同じ、ホイールベースも同じですから、走りのスタイルも非常に近いことが想像されます。ただし排気量とパワーは違いますから、250は大らかにドコドコと走るスタイル、500はそれよりもハイパワーできびきび走るとイメージできます。つまり、250でも上級車のイメージで走れるということです。
まとめ
レブル250は、ナロースタイルのフレームやアップライトなライディングポジションにより、アメリカンに新しいスタイルを取り入れたバイクであると言えます。カラーリングも落ち着いているので、、それに合わせた落ち着いたファッションで乗ると、ひと味違うテイストを楽しめそうですね。