スズキアドレスV125Sは、1987年に発表されたロングセラースクーターです。2010年8月6日に発表された7代目の現行モデルまで続く、人気の高いスクーターです。女性でも取り回しやすいコンパクトスタイルを備えており、主に通勤通学などの街乗りに利用されています。軽やかなエンジンサウンドを奏でながら街中を疾走するスズキアドレスV125Sを紹介しましょう。

スポンサーリンク

スズキアドレスV125Sの特徴と魅力

スズキアドレスV125Sの特徴は、初代から継承する軽量&コンパクトボディーを継承したボディデザインにあります。

シンプルでありながらスラリとした美しいスタイルを持ち、逆スラント形状のヘッドライトが個性を感じさせ、鋭く鋭利なフロントウィンカーはフロントデザインをキリッと引き締め、周囲の自動車への視認性を高める大きなリアウィンカー、スマートエッジの効いたスタイリッシュなデザイン施しました。

最も評価されているのが、そのコンパクトさでしょう。50ccクラスと同程度なので狭い場所に駐車するのに適していますし、ライディング時の膝周りも十分な余裕があり、体格の大きな男性でも乗りこなせます。多機能メーターには、デジタル時計やオイルチェンジインジケーターなどをオールLED照明表示するため夜間での視認性も高く、ひと目で状態をチェックできます。

スズキアドレスV125Sのスペック・燃費、走行性能は

スズキのホームページにあるアドレスV125Sのスペックは次のとおりです。


全長(mm) 1,780
全幅(mm) 635
全高(mm) 1,035
軸距(mm) 1,235
最低地上高(mm) 120
シート高(mm) 745
車両重量(kg) 101

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
52.0km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
42.6km/L (クラス1、1名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
7.3[9.9]/7,500

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
10[1.0]/6,000

タイヤ前 90/90-10 50J
タイヤ後 100/90-10 56J


 

スズキアドレスV125Sは、コンパクトな躯体らしく1Lあたり42.6km(WMTCモード)の高い燃費性能を備えているため、通勤通学などの足としても財布に優しいスクーターです。また燃料タンク容量は6.3Lなので満タン状態だと約268.38kmほど走行できる計算になり、十分な街乗り性能をしています。

コンパクトな躯体からくる取り回しの良さ、加速性能の高さもスズキアドレスV125Sの特徴になっており、他のライバル車の追随を許さないほどです。

スズキアドレスV125Sのライバル車は

アドレスV125Sのライバルは、ヤマハアクシスZ125

とホンダリード125です。

いずも排気量が同じであり、街乗りスクーターという点において共通しています。

1Lあたりの燃費性能では、スズキアドレスV125Sの42.6kmに対して、ヤマハアクシスZ125は55.7km、ホンダリード125は48.5km(いずれもWMTCモード)となっており、燃費性能においてはライバルに一歩譲るものの、搭載されている強制空冷4ストローク単気筒は、道路の合流や停車時からの発進といった加速性能において他のライバル車を凌駕しており、コンパクトでありながらスイスイと走ってくれます。

また車体重量ではスズキアドレスV125Sが101kgに対して、ヤマハ・アクシスZ125は100kg、ホンダフリード125が114kgとなっており、停車時の安定性、降りて移動させる、倒れたときに立て直すなどの取り回しもとても簡単です。

まとめ

スズキアドレスV125Sは、通勤通学の手軽な足を探している方におすすめしたいバイクです。

ツーリングやロングライディングといった用途には向いていませんが、体格の小さな女性でも取り回しやすく、駐車しやすいコンパクトさや高い燃費性能を実現しているので、街乗りには最適なスクーターです。小さな躯体から発する心地よい加速性能や取り回しはライバル車に負けません。