バイクを意のままに操る職業には、プロレーサーの他に、白バイ隊員がいます。そんな白バイ隊員のスーパーテクニックを間近で見られたら凄いですよね。
実は、そんな大会があるのです。しかも見学・駐車料金とも無料なんです。その大会についてご案内します。
スポンサーリンク
開催日時・場所・競技内容等
大会の正式名称:全国白バイ安全運転競技大会
場所:茨城県ひたちなか市「自動車安全運転センター安全運転中央研修所」
(北関東自動車道に接続した「常陸那珂有料道路」の「ひたち海浜公園」を下りてすぐ)
開催時期:年1回、10月最初の土日
入場・駐車料:ともに無料
競技内容:バランス走行(一本橋など)、トライアル走行操縦、不整地走行操縦(モトクロス)、傾斜走行操縦(スラローム走行)
競技内容の見どころ
この大会は、競技による白バイ運転技術の向上等を目的として開催されています。
出場するのは、全国の都道府県それぞれで選び抜かれた白バイ隊員の精鋭で、なかでも花形は、傾斜(スラローム)走行です。
精鋭たちが、決められたコースを、1秒以下を競って走ります。スラローム、8の字、クランクなど。よく観察するとギアは1速のみ、クラッチは使いません。
また白バイにはバンパーがついていますから、バンク角が稼げません。そこで繰り出されるリーンインの姿勢は、白バイならでは。独特のものです。
傾斜走行には「女性部門」もあり、小柄な女性隊員が巨大なCB1300Pを自在に操縦する様子は圧巻です。
またバランス走行は「く」の字になった一本橋走行で、トライアル走行は、バイクで急な崖を登ったり、障害物を乗り越えたりします。
基本は都道府県対抗
この大会の目的は、都道府県対抗で決められたコースでのタイムを競い、安全運転技術の向上を狙うところにあります。
したがって結果は、団体と個人ともに、県名と個人名が発表されて表彰されます。
実際に会場に行くと、その雰囲気がよく分かります。コースに最も近い観客席には各都道府県の関係者がずらりと並び、同じ県の隊員がコースを走り出すと、大きな声援を送って応援しています。また多くの一般ライダーや家族連れも見学しており、会場全体が熱気にあふれています。
白バイ展示、白バイグッズ販売もある
競技大会の2日間、会場中央の建物前には白バイやパトカーの展示もされており、白バイは自由にまたがることができます。
さらには白バイ大会グッズも売られており、「第○○回大会」と書かれたジャンパー、帽子などが売られています。
まとめ
全国白バイ競技大会は、各都道府県の精鋭白バイ隊員の更なるテクニック向上、親睦等のために開催されています。
ライダーなら、一目見れば、あまりのハイレベルぶりにびっくりするでしょう。真似できるレベルではありませんが、見るだけでも参考になります。
是非一度ご自分の目で見て、その迫力を体験していただきたいと思います。詳しくは、ホームページや検索で確認してください。