バイクの売却に欠かせないものとは？書類を紛失したら売れないの？

どんなに程度の良いバイクでも、本体だけでは高く売ることができません。売却に必要なものがいろいろあります。何が必要なのかをあらかじめ知っておき、いざというときすぐに準備できるようにしておくことが大事です。

125cc以下のバイクを売るときに必要なもの

　

125cc以下の原付バイクを売る場合には、標識交付証明書と自賠責保険証、印鑑、身分証明書の最低4つの準備が必要です。標識交付証明書とは、管轄の市町村からナンバープレートの交付を受けたことを示す書類です。

税務上の書類のため、バイクを使用する際の携帯は義務付けられていません。しかし、売却の際には必要ですから、日頃から分かりやすいところにしまっておくようにしましょう。

また、買取の際に必要な身分証明書は運転免許証や保険証、写真入りの住基カード、パスポートなどのうちのいずれかです。印鑑は書類に捺印する際に必要ですが、認印でかまいません。書類は買取を依頼するよりも前に揃えておき、提示を求められたときすぐに提示できるようにしておくことが大事です。

126cc～250ccまでのバイクを売るときに必要なもの

　

126cc以上250cc以下の軽二輪車を売る際には、軽自動車届出済証の用意が必要です。軽自動車届出済証とは、原付における標識交付証明書、250cc以上のバイクにおける自動車検査証と同じ役割をする書類です。

126cc～250ccのバイクを売る際に必要なものは、軽自動車届出済証以外の必要書類は自賠責保険証と、印鑑、そして身分証明書です。運転免許証やパスポート、写真入りの住基カードなどの顔写真の載ったものがおすすめですが、顔写真の入っていない保険証でも身分証明書として認められます。

印鑑は書類を作成するときに必要です。シャチハタ印は認められませんが、実印を用意する必要はないので、一般的な認印で十分です。

251cc以上のバイクを売るときに必要なもの

　

251cc以上のバイクを売る場合は、必要書類として用意しなければいけないものが自動車検査証、いわゆる車検証です。自動車検査証は、250cc以上のバイクが車検時に決められた保安基準を満たしていたことを証明し、かつ所有者や使用者を公証する役割をする公文書です。

自動車検査証の他に用意すべきものは、自賠責保険証と身分証明書と印鑑です。バイク買取で認められる身分証明書は運転免許証とパスポートの他に住基カードもありますが、写真入りであることが求められます。しかし、保険証は写真が付いていませんが、身分証明書として認められます。書類作成時に使用するので印鑑の準備が必要ですが、認印でかまいません。

ヤフオクなどの個人売買のときに必要なもの

ヤフオクなどで個人売買の形でバイクを売る場合には、名義変更を自分で行う必要があります。125cc以下のバイクを個人売買する際には、廃車証明書と自賠責保険証と譲渡証明書を用意します。

原付の場合は、一旦廃車したものを売り、買った人が新たに標識交付の申請をする形で名義変更をします。

126cc～250ccのバイクの場合は、軽自動車届出済証とナンバープレート、自賠責保険証、譲渡証明書、印鑑の5点です。

251ccのバイクを個人売買する際は、自動車検査証、自賠責保険証、譲渡証明書、印鑑、ナンバープレートの他に、軽自動車納税証明書と委任状も必要になります。

126cc以上のバイクの名義変更はナンバーの管轄陸運局で行われます。

書類が見つからないときときの売り方は？

バイクを売る際に必要な書類はたくさんありますが、これらの書類を紛失した場合でもバイクを売ることは可能です。ただし、ナンバーを登録したときの所有者の住所と氏名がわかっていることが前提です。

これらの情報がわかっていれば、買取業者が再交付手続きをしてくれます。また、車検証などがないという場合でも、買取業者が再発行手続きをしてくれます。できる限り書類は自分で揃えるのが理想ですが、買取業者に依頼すればバイクを売ること自体は可能です。

まとめ

バイクを売る際には、個人売買をする場合よりも必要な書類が少なく、手間もかからない一括査定サイトや買取サイトの利用がおすすめです。名義変更の手続きなども代行してもらえるので、詳しい手続き方法がわからなくても気軽に売れます。