ホンダCB400SFは、CB400スーパーフォアとも呼ばれていて、400ccクラスのオートバイの中では最もスタンダードなモデルとなっています。

何より、長年教習車として採用されてきたのがその証拠です。最近のオートバイの売れ筋は250ccクラスが主流となり、400ccのネイキッドが現行で販売されているのはこのオートバイくらいなものです。今回は、CB400SFの魅力に迫ります。

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ホンダCB400SFの特徴と魅力

ホンダのCB400SFの、初代モデルの登場は1992年の4月で現行でも販売されていて、その間、改良が施されて完成度の高いエンジンと高い評価を得ています。

教習所で多くの人が乗るオートバイですから、初心者のほとんどの人が乗りやすく感じるのではないでしょうか。一方、教習車と同じオートバイに乗るのはちょっと抵抗があるという人もいるかもしれません。

しかし、教習車仕様と公道仕様では全くスペックが異なっています。特に、エンジンのパワーが公道仕様車の方が高くなっています。CB400SFの良い点を更に挙げると、エンジンが低回転でもトルクがあり、多少ギアチェンジを誤ったとしてもスムーズに走ります。

4サイクルマルチエンジンですのでふけあがりも良く、まるで電気モーターのように良く回るエンジンも魅力です。なお、ハンドリングについても教習者に採用されているだけあり、素直で曲がりやすいです。

ホンダCB400SFのスペック・燃費、走行性能は

ホンダのホームページにあるCB400SFのスペックは次のとおりです。
 


全長(mm) 2,080
全幅(mm) 725
全高(mm) 1,080
軸距(mm) 1,440
最低地上高(mm) 130
シート高(mm) 755
車両重量(kg) 197

燃費 :定地燃費値
31.0km/L (60km/h)

最高出力(kW[PS]/rpm)
39[53]/10,500

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
38[3.9]/9,500

タイヤ前 120/60ZR17M/C(55W)
タイヤ後 160/60ZR17M/C(69W)


 

ホンダCB400SFに搭載されたエンジンは、HYPER VTEC Revoでエンジンの回転数やアクセルワークによりバルブの作動数が変化し、ハイパワーと低燃費を実現しています。

CB400SFは、400ccの枠の中で最高の出力が得られるように設計されているエンジンが搭載され、400ccクラス上限の53馬力で、少しエンジンに手を加えれば、時速200km程出るパワーを持っています。燃費については時速60Km定地燃費値で、1リットルあたり31キロメートル走ります。

ホンダCB400SFのライバル車は

ライバルメーカーとなるカワサキやヤマハ、スズキなどが全て、400ccクラスのネイキッドバイクから撤退している中、CB400SFは唯一現行で販売されているネイキッドタイプのオートバイです。

強いてライバル車を挙げるとすると、現在では販売が終了したスズキのGSR400

と、ツアラータイプのカワサキNinja400が挙げられます。

最大出力について比較すると、CB400SFは53馬力、GSR400は61馬力、Ninja400は44馬力となっていて、GSR400に軍配が上がりますが、現行でも販売されているCB400SFは、最新の馬力規制を守るためにあえて馬力が落とされています。

燃費については、CB400SFが31.0km、GSR400は32km、Ninja400は37.5kmとなっていて、CB400SFが最も悪い数値となっています。

まとめ

ホンダCB400SFは、現在では唯一販売されている400ccのネイキッドタイプのオートバイです。どうしても400ccのネイキッドに乗りたいという人にお勧めです。

また、教習車と同等サイズで扱いやすく、足つきも良いオートバイですので初心者や女性にもお勧めできます。教習車はパワー制限がかかっていますので、是非市販のCB400SFのハイパワーを体験してみてください。