1971年に発売されたバンバンシリーズの復刻版となるバンバン200ですが、昔のバンバンシリーズはレジャーバイクと呼ばれ、車に積んで旅先で乗り換えるバイクとして高い人気を集めました。

未舗装路の走破性の高さからも人気を誇ったバンバンシリーズでしたが、復刻されたバンバン200は、昔のモデルと比べると性格が少し異なるようです。スズキバンバン200の詳細をご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

スズキバンバン200の特徴と魅力

スズキバンバン200は、1971年に発売された「バンバン90」から始まったシリーズの復刻版で、2002年から発売されているモデルになります。シリーズには他にも、1972年に発売されたバンバン125や50、1973年に発売のバンバン75がありました。

スズキバンバン200の特徴は、リアに装備された幅広で、ブロックパターンを採用したタイヤや太いマフラーなどです。基本的なデザインは、昔のバンバンシリーズを継承していますが、未舗装路走行を売りにしていた昔に比べると町乗りメインのバイクに変化したと言えます。

770mmの低めでフラットなシートが採用されていますので、運転者の足付き性も良いですし、同乗者もタンデムバーが装備されていることもあって、快適な乗り心地でタンデムを楽しむことができます。幅広なタイヤによって、直進安定性にも優れています。

スズキバンバン200のスペック・燃費、走行性能は

スズキのホームページにあるバンバン200のスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,140
全幅(mm) 865
全高(mm) 1,125
軸距(mm) 1,375
最低地上高(mm) 220
シート高(mm) 770
装備重量(kg) 128

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
51.5km/L (60km/h、2名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
12[16]/8,000

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
15[1.5]/6,500

タイヤ前 130/80-18M/C 66P
タイヤ後 180/80-14M/C 78P


 

スズキバンバン200の燃費は、カタログスペックでリッター51.5kmなので、街乗りではリッター35km前後になるでしょう。バンバン200のエンジンは、199cc空冷4ストローク単気筒です。

ピークパワーは8000回転で16馬力のために最高速の伸びはありませんが、低中速でのトルクは厚いため、街中では扱いやすいエンジンと言えます。車重128kgと軽量な割には、幅広のタイヤのために軽快感はあまりありませんが、安定には優れているほか、最小回転半径が1.9mと小回りがきき、取り回しが楽な車体となっています。

スズキバンバン200のライバル車は

スズキバンバン200のライバル車は、ヤマハのTW200になります。

実際にTW200のタイヤサイズと、バンバン200のタイヤサイズは全く同じサイズです。当初は路面を選ばない生粋のオフロードモデルとしてデビューしましたが、後には若者たちの街乗り用カスタムベースマシンとして人気を集めました。

TW200の燃費は、カタログスペックで、リッター49kmとスズキバンバン200に比べるとわずかに劣りますが、実際にはそれほど変わらないと言えるでしょう。

他にスズキバンバン200のライバルになるのは、ヤマハのAG200が挙げられます。

オフロードバイクになりますので少しバンバン200とは性格が異なりますが、排気量は同じです。燃費はカタログスペックですが、リッター61kmとスズキバンバン200を上回っています。扱いやすいフラットなトルクのエンジンが特徴です。

まとめ

スズキバンバン200は直進安定性に優れ、ちょっとした未舗装路でも走破してしまう実力を持つため、普段は街乗りメインでバイクを使いたいけれども、週末は近場のツーリングにも出かけたいという人にお勧めのバイクになります。

遠出は少し厳しいですが、それ以外はオールマイティな性格ですので、初めてのバイクにも向いています。スズキバンバン200の個性的なスタイルが好きという人にも当然お勧めできるバイクです。