ホンダCBR250Rは、市街地の走行から郊外のツーリングまで、幅広い用途で扱いやすいロードスポーツモデルのバイクで、2011年に発売されたもの(MC41型)が最新モデルとなっています。
エンジンは、水冷4ストローク・DOHC・4バルブ・単気筒250ccを搭載していて、エントリーからベテランまでの幅広いユーザーのニーズに応えられる仕様となっています。そんなCBR250Rの詳細をご紹介します。
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ホンダCBR250Rの特徴と魅力
CBR250Rの魅力は何と言ってもその洗練されたスタイリッシュなデザインです。ホンダのフルカウルスポーツモデルの最新デザイン理論(発売当時)「マス集中フォルム」を基に造られた、流麗でありながらダイナミックなフォルムは見る者を惹きつけます。
そして、多くのユーザーから高い評価を得ているのがその動力性能です。エンジンは水冷4ストローク・DOHC・4バルブ・単気筒250ccを搭載していて、DOHCエンジンを搭載する二輪車では世界初(ホンダ社調べ)となるローラーロッカーアームを採用するとともに、オフセットシリンダーによってフリクション(摩擦)を低減させています。
更に電子制御燃料噴射装置に加え、O2センサーの採用やマフラー内に装備した触媒装置(キャタライザー)との相乗効果により、高い環境性能も実現し、それらの技術の採用によって低回転域から高回転域まで力強く滑らかな出力特性と、49.2km/L(60km/h定地走行テスト値)という低燃費をも実現しています。
ホンダCBR250Rのスペック・燃費、走行性能は
ホンダのホームページにあるCBR250Rスペックは次のとおりです。
全長(mm) 2,035
全幅(mm) 720
全高(mm) 1,120
軸距(mm) 1,380
最低地上高(mm) 145
シート高(mm) 780
車両重量(kg) 161
燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
50.1km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
32.1 (クラス3-1、1名乗車時)
最高出力(kW[PS]/rpm)
21[29]/9,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
23[2.3]/7,500
タイヤ前 110/70-17M/C 54S
タイヤ後 140/70-17M/C 66S
特筆すべき点は前段にも記した各種技術の採用により、49.2km/L(60km/h定地走行テスト値)の低燃費を実現している点です。あくまでもカタログ値ですが、実際の走行でも30~35km/Lは走るでしょう。
スポーツタイプという事もあり、シート高も780mmと比較的低く、車重も161キロとそう重くないので、女性にも扱いやすい仕様になっていると言ってよいでしょう。
ホンダCBR250Rのライバル車は
CBR250Rのライバルとしては、ヤマハのYZF-R25
とカワサキのNINJA250の2車種に絞られるでしょう。
YZF-25は水冷4ストローク・DOHC・4バルブ・直列2気筒・フューエルインジェクション搭載エンジンを採用。一方NINJA250は水冷4ストローク・DOHC・4バルブ・並列2気筒 を採用しています。
冷却方式、ストローク数、DOHC、4バルブは同じですが、CBR250Rは単気筒、YZF-25は直列2気筒、NINJA250は並列2気筒と異なるシリンダー配列を採用していて、ユーザーによって好みが分かれる所ではないでしょうか。
シート高は3車ともほぼ同じですが、車重はCBRの161キロに対して、YZFが166キロ、NINJAが172~174キロと若干重くなっていて、重さという点ではCBRに分がある様ですね。
まとめ
CBR250Rは初心者にも扱いやすいバイクではありますが、ベテランユーザーも充分楽しめるトータルバランスの高さになっています。
更に、ハイグリップタイヤやバックステップ等のオプションパーツを装着する事で、サーキットの走行も十分に楽しめるという非常に広範囲の用途に対応できるバイクと言えるのではないでしょうか。