どの国にも、その国を代表する乗り物があります。車、そしてバイク。アメリカを代表するバイクと言えば、ハーレーダビッドソンです。これは誰も疑う余地はないでしょう。

1990年代に大型自動二輪免許が教習所で取得できるようになってから、ハーレーは日本国内でも大きな人気を保有し、今や確固たる地位を築いています。そんなハーレーの魅力を解説します。

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唯一無二の存在感

ハーレーを一目見れば分かりますが、大柄で大らかさを感じさせる車体、存在感は、遠くから見ても一目でハーレーと分かるほど独特のものです。

大型バイクは趣味の乗り物ですから、そこには実用性を無視した【走る喜び、所有する喜び】がなくてはなりなせん。ハーレーが持つ独特のオーラは、そうした欲求を存分に満たすものと言えます。

他には、大排気量エンジン、めっきを多用したパーツなど、低速トルクにあふれるエンジンフィーリングなど、一日に数百キロも平地を移動する中で生まれた乗り物です。

価格は200万円から300万円超しますが、これら独特の、いわば唯一無二のテイストを求めて人はハーレーに乗ると言えるでしょう。

低速トルクに満ちたV2エンジン

ハーレーのエンジンは、縦置きV型2気筒がほとんどです。

他のメーカーではあまり例を見ないレイアウトで、不等間隔爆発の鼓動感、体に響く振動、低速トルクあふれる乗り味は、一度乗ってライダーを魅了してしまいます。

ただし、トルクはありますがハイパワーではありませんし、高回転は不得意です。バンク角も浅いため、コーナーリングもあまりスムーズではありません。

やはり、地平線まで続く広大なフリーウェイを時速80キロ前後で走るのに最も適した作りとなっています。

ハーレーがあるライフスタイル

すると、ハーレーを所有することで、ライフスタイルが変わってきます。

まずは、バイクウェア、ヘルメット、ブーツなど、ハーレーオーナーらしい小物に凝るようになります。

そしてツーリングは、長距離を移動したり、ワインディングを攻めたりするよりは、時にゆっくり、時に高速と、移動そのものを楽しむスタイルとなってきます。加減速で感じるV2の鼓動感を楽しみたいからです。

また、走らなくても、ガレージや駐車場に停まっているのを眺めるだけでも楽しいものです。

つまりハーレーというバイク(多くの大型バイクもそうですが)は、所有するだけで気持ちが変化する、気持ちが華やぐ乗り物なのです。

豊富なカスタマイズパーツ

ハーレーの魅力の一つは、豊富なカスタマイズパーツです。

ノーマルパーツを意匠の違うものに替えたり、新たにつけたりするのは、バイクを購入したあとの一つの楽しみです。

「自分だけの、世界に1台だけのバイク」
が作れるからです。

そしてハーレーには、こうしたパーツが実にたくさんそろっています。

まとめ

ハーレーは、高額なバイクです。

また車体が持つ雰囲気から、大柄なカウルのあるモデルは、中高年が走らせるのが似合っています。そこで、時間や収入の面で余裕がでてきた中高年が、趣味の一つとして選ぶのが多いようです。

ただし若者が乗っても似合うハーレーもあり、こちらは、ワイルドなファッションに身を包み、排気音も高らかに走るスタイルが主流となっています。

どちらにしても、そこにはハーレー以外では得られない乗り味があるのです。