ヤマハセロー250は、2005年にヤマハセロー225からフルモデルチェンジしたオフロードバイクです。従来のオフロードバイクとは違い、機能性やデザイン性に秀でているのが特徴です。街中での滑らかな走りはもちろん、林道でもパワフルで軽快な走りでバイク乗りたちを虜にしてきたセロー250の詳細についてご紹介します。

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ヤマハセロー250の特徴と魅力

ヤマハセローは1985年から開発されているオフロードバイクです。250ccにはとても見えないコンパクトな車体とオフロード車にはない座り心地の良いシートなど、これまでのオフロードバイクのイメージを覆すような機能性、デザイン性が特徴です。

軽快なハンドリングとやや低速気味に設定されたギアレシオのため、街中でも軽快な走りを実現することができます。また、柔らかいサスペションが険しい悪路でも安定した走行を可能とし、ベテランの方はもちろん初心者の方でも安心して乗ることができます。

エンジンは250cc空冷単気筒なので、お尻に伝わってくるエンジンの振動がオフロード好きにはたまらないでしょう。また、大型リアキャリアを装備し積載能力に優れたバイクでもあるため、長距離のツーリングでも安心です。長きにわたって、バイク乗り達に高い評価を受けてきたのもうなずけます。

ヤマハセロー250のスペック・燃費、走行性能は

ヤマハのホームページにあるセロー250のスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,100
全幅(mm) 805
全高(mm) 1,160
軸距(mm) 1,395
最低地上高(mm) 285
シート高(mm) 830
車両重量(kg) 130

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
40.0km/L (60km/h、2名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
14[18]/7,500

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
18[1.9]/6,500

タイヤ前 2.75-21 45P(チューブタイプ)
タイヤ後 120/80-18M/C 62P(チューブレス)


 

カタログスペックでの燃費は、リッター40キロ走ります。実際には30キロ前後は走ると考えてもらっていいでしょう。燃費が悪くなる街中でも25km/Lぐらいでしょう。

ブレーキは前後共にディスクブレーキを搭載しています。従来までのバイクに使われるブレーキは、タイヤを両側から挟みこむリヤブレーキが一般的でしたが、セロー250では車や飛行機などに使われるディスクブレーキを搭載することによって、確実なストッピングパワーを生み出しています。

ヤマハセロー250のライバル車は

ヤマハセロー250のライバルは、ホンダXR230でしょう。

実車を見ると、いかにもオフロードを走るために作られたシンプルなデザインで人気を博しているバイクです。排気量はセロ−250より少ないですが、性能面ではカタログ燃費リッター40キロ、メーカーが異なるため単純な比較はできませんが、ヤマハセロー250と大差はないと考えていいでしょう。他には、生産終了となっていますが、カワサキのスーパーシェルパやスズキのジェベル200などがあります。

ここで同型タイプであるセロー225と比較してみましょう。

開発当時から人気のバイクとなっているセロー225は、スタイルはほぼセロー250と変わりなく、4サイクル単気筒OHCエンジンを搭載しています。

当然ですが、ヤマハセローよりも排気量が少ないため、燃費はリッター55キロとなっています。225は街中でスタイリッシュに走るスタイル、250はそれよりも少しパワーがあり、林道でもガンガン走るというイメージで考えたほうがいいでしょう。

まとめ

ヤマハセロー250は、コンパクトで軽量な車体であるため女性や初心者の方でも扱いやすくなっています。また、長年オフロードを楽しんできた上級者の方でも、機能性に優れたセロー250を持っておいて損はないでしょう。これからバイクを楽しみたいという方や、もっと本格的にオフロードバイクを楽しみたい方など、幅広い層のライダーたちにオススメできるバイクです。