ホンダのニューモデルであるレブル500は、ストリートでも気軽に乗れるバイクとして開発されました。クルーザーらしいスタイルは乗り心地も抜群で、ロングツーリングにもぴったりです。

さらにアメリカンなボディは、カリフォルニアの海岸線によく似合うと高く評価されています。今回は格好良さがたっぷり詰まったレブル500の人気の秘密に迫ります。

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ホンダレブル500の特徴と魅力

ホンダのレブル500は排気量が500ccもあるパラレルツインエンジンを搭載しています。しっかりとしたトルクは極めて低い回転域から感じることができ、半クラッチの必要もありません。フレンドリーな低中速が重視されているモデルではありますが、高回転においても気持ちよく走ることができます。

バイク自体の完成度も非常に高く、前後サスペンションでは初期負荷でしなやかな動きを見せます。そのためトランクションを感じやすく、扱いやすいエンジンが特徴です。

さらに足回りやハンドリングにも癖がなく、最小回転半径も2.8mであるためこのクラスのバイクにおいて小回りが利きやすいのも魅力のひとつでしょう。さらに重量も190kgと軽く、非常に扱いやすいバイクであると言えます。500ccならではの図太い排気音が楽しめ、重厚感が味わえると高く評価されています。

ホンダレブル500のスペック・燃費、走行性能は

ホンダのホームページにあるレブル500のスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,190
全幅(mm) 820
全高(mm) 1,090
軸距(mm) 1,490
最低地上高(mm) 135
シート高(mm) 690
車両重量(kg) 190

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
40.2km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
27.0km/L (クラス3-2、1名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
34[46]/8,500

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
43[4.4]/6,500

タイヤ前 130/90-16M/C 67H
タイヤ後 150/80-16M/C 71H


 

ホンダのレブル500は水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒エンジンを搭載しています。500ccクラスに見合った出力特性を活かすため、吸排気系だけでなく吸気側のバルブタイミングもしっかりと見直されました。

しかしトップエンドまできちんと回しきることでDOHC4ならではの伸びも感じることができ、十分なパワフルさが楽しめます。燃費も1リットル当たり27kmとなかなかの伸びを見せますので、コストパフォーマンスにも優れています。

ホンダレブル500のライバル車は

ホンダレブル500のライバル車として考えられるのはカワサキのバルカンSです。

アメリカン的なサイズを持つバルカンSは、水冷DOHC4バルブ649ccフューエルインジェクションを搭載したパラレルツインエンジンが特徴で、高速道路でも安定した加速が楽しめます。サイズも2,310mm×855mm×1,090mmとレブル500より大きめです。しかし最小回転半径が3.2mと小回りが利かない点でレブル500の方が扱いやすいと言えるでしょう。燃費はWMTCモード値で1リットル当たり23.3kmと伸び悩みも見られます。

また、ヤマハのBOLTもライバル車のひとつです。

空冷4ストロークSOHC4バルブのエンジンを搭載した大型のBOLTは重量が252kgもあり、190kgのレブル500とくらべても非常に重いと言えるでしょう。重量は燃費にも影響を見せ、1リットル当たり21.2kmとレブル500には及ばない値です。

まとめ

500ccという大型の排気量を持つホンダのレブル500は、パワフルな走りが楽しめるバイクです。しかしながらスリムなボディを持ち、このクラスでは軽量であることから扱いやすいバイクであるとも言えるでしょう。ハイペースで走行し続けるほどのパワーはクルーザーならではの魅力があります。ロングツーリングを好むライダーにはおすすめの一台です。