バイクにはバッテリーがついており、セルモーターを回したり灯火類を点灯させたりしています。バイクには必須のバッテリーですが、車重を抑えるために意外に小さいのも事実で、そうなると車に比べて寿命は短く、必然的に廃棄するサイクルは早くなります。廃棄する場合は無料で引き取ってもらえれば一番いいですが、実際のところはどうなのでしょうか。

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バッテリーの一般的な処分方法

(1)交換した販売店に依頼

最も一般的なのがこれで、バイクショップあるいはホームセンター等で購入し、古いバッテリーの処分を依頼する方法です。ただしショップによって、有料または無料と別れます。ショップの方針、購入したバッテリーの金額、キャンペーンの有無などによって変わってきますから、事前に確認しておいたほうがいいですね。

(2)有料回収業者に依頼

郊外にある自動車解体業者等に依頼する方法です。この方法もやはり、バッテリーの状態、業者の規模等によって無料か有料かが違ってきます。運がよければ、新品に近いバッテリーを破格の値段で買えることもありますが、バッテリーを新品に交換してから訪問することが多いでしょうから、あまり現実的ではありません。

無料回収業者もある

そして、誰もが持っている疑問。
「バッテリーの無料回収業者って、実際あるの?」

答…… バイクバッテリーの無料回収業者も、あります!

インターネットで検索すれば、幾つかの回収業者が出てきます。ただし中には怪しい業者も含まれているかもしれませんから、注意して下さい。現在の法律では、不法投棄をした業者のみならず、依頼者までもが罰せられる場合があります。

なぜ無料引き取りが可能かと言うと、バッテリーを分解し、レアメタル(貴金属)やリサイクル可能なパーツを選別して再び売るからです。需要はあるにしても、手間はかかる仕事です。

また、全国展開しているバイク用品店でも、バッテリーを「環境問題に配慮し、引き取りのみでも無料」と謳っているところがあります。
何ともありがたいことですね。ただし、モラルや常識という観点から言えば、無料で引き取ってもらったら、そこでお買い物もしたほうが良さそうですよね。買い物するしないは個人の自由ですが。

まとめ

バッテリーには、硫酸などの環境に有害な物質が含まれています。それが処分をややこしくしている大きな理由ですが、市町村が定めた方法に従って廃棄しないと、罰せられる場合があります。

処分するには無料に越したことはありませんが、バイク本体と同様、たとえ有料であっても適正な方法で処分し、胸を張って走っていられるライダーでいたいものですね。