バイク乗りにとって一度は憧れると言っても過言ではない大型バイクですが、その大きさから取り回しにある程度の力が必要という理由で諦めている人も少なくありません。そんな問題を解消するために開発されたのがスズキのGSX-S1000F ABSです。そこで今回は、GSX-S1000F ABSの魅力や性能について詳しくご紹介します。
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スズキGSX-S1000F ABSの特徴と魅力
一般的に大型バイクというと取り回しを含めて力が必要なことで女性が乗るのは難しいとされていますが、スズキGSX-S1000F ABSは女性でも問題なく乗りこなせるのが魅力です。
その理由はボディーの軽量化によるもので、見た目は通常の大型バイクでありながらも実際にはそれほどの重量はなく、万が一転倒をしてしまった時でもバイクを起こしやすいのが最大の特徴になります。この軽量化のおかげで駐車場などでのちょっとした移動の度にエンジンをかけるといった手間もありません。
そのほかにも、GSX-S1000F ABSはアップハンドルを採用したことで運転をしている時の姿勢が前傾になり過ぎなくて済むのも強みです。これにより長時間の運転でも疲れてしまうといったこともなく、日常の運転はもちろんのこと、ツーリングにも適しているバイクと言えます。
スズキGSX-S1000F ABSのスペック・燃費、走行性能は
スズキのホームページにあるGSX-S1000F ABSのスペックは次のとおりです。
全長(mm) 2,115
全幅(mm) 795
全高(mm) 1,180
軸距(mm) 1,460
最低地上高(mm) 140
シート高(mm) 810
車両重量(kg) 214
燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
24.3km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
18.7km/L (クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時)
最高出力(kW[PS]/rpm)
109[148]/10,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
107[10.9]/9,500
タイヤ前 120/70ZR17M/C(58W)
タイヤ後 190/50ZR17M/C(73W)
スズキGSX-S1000F ABSのエンジンは排気量が998ccの水冷4サイクル直列4気筒になっています。これは海外仕様のGSX‐Rをベースにしたもので、回転数に関係なく常に高出力が発揮できるのが特徴です。
燃費においても高速道路であれば1L辺り23km、一般道の走行でも20km前後で大型バイクの燃費としては十分な数値を出しています。
走行性能は高出力のエンジンと取り回しのしやすい軽量ボディーのおかげでカーブも曲がりやすく、フルカウルのおかげで高速道路での高加速の走行でも快適さが約束されているのが魅力です。
スズキGSX-S1000F ABSのライバル車は
スズキGSX-S1000F ABSにはライバルとして位置付けられているバイクはいくつかあります。国産メーカーであればヤマハが生産、販売しているFZ-1などが比較的有名です。
FZ-1は老舗のバイクメーカーのヤマハならではの強いこだわりが出ている大型バイクになります。カラーリングを黒のみで勝負する硬派さも高く評価されていて、エンジンや走行性能もGSX-S1000F ABSと変わらぬ高スペックを誇っていることで、購入時に迷ってしまう人も少なくありません。
海外メーカーではBMW Motorradが販売しているS1000Rなどがライバルに当たります。
スポーツバイクとしてのスタイリングはもちろんのこと、メーカー独自のDDCなどの機能によって走行シーンに左右されずに常に高いパフォーマンスが出せる点が強みです。燃費は14.9km/Lですが、GSX-S1000F ABS同様に安全と走行性能に特化しているこのバイクは強力なライバルと言えます。
まとめ
スズキのGSX-S1000F ABSはさまざまな走行シーンに対応できるように作られているため、レーサーとして純粋に走行を楽しみたい人はもちろんのこと、友人とツーリングを楽しみたい人にもおすすめのバイクです。取り回しのしやすさから、大型バイクに乗るのは憧れるけど力や体力に自信がないといった人にも最適のバイクと言えます。