革ジャンはライダーにとってあこがれのウェアです。いつの日か本革のジャケットを着てツーリングに出かけたいと、誰しも一度は思い描いたのではないでしょうか。

でも、いざ購入を考えたときに悩むのが革の種類です。そこで、レザージャケットに主に使用されている牛革と羊革の特徴をそれぞれご紹介します。

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牛革ジャケットの特徴

牛革ジャケットの特徴は、厚みがあり、丈夫で耐久性にすぐれていることです。ずっしりとした重量や、ごつごつとした牛革独特の重厚感は、特にワイルドなアメリカンバイクにはぴったりです。

最近は動きやすくて実用的な羊革のライダースジャケットも増えていますが、バイク用のジャケットには、丈夫さを重視して牛革を選ぶ人がいまでも少なくありません。

一般的に価格は羊革よりリーズナブルですが、革のグレードによって価格帯の幅が広いのも牛革の特徴です。牛革のグレードは牛の年齢や性別によって分かれていて、年齢が若いほど高品質です。特にカーフと呼ばれる仔牛の革はしっとりとやわらかくてツヤがあり、中でも生後3カ月以内のベビーカーフはとても希少で、高級なブランド品によく使用されています。

羊革ジャケットの特徴

羊革ジャケットの特徴は、軽くてやわらかく、美しいツヤ感があることです。羊革は加工がしやすいため、パターンの自由度が高く、おしゃれなデザインのジャケットによく使われています。

どちらかというとファッションアイテム的な位置づけですが、バイク用に向かない訳ではありません。「いかにも革ジャン!」という重厚感がなく、自然体で着用できるので、バイクを降りた後にショッピングや食事も楽しみたい「街乗り」が多い人にはおすすめです。

素材がしなやかな分、耐久性は牛革より劣りますが、デニムなど、他の素材に比べるとはるかに丈夫です。軽くて動きやすく、肌ざわりも心地いいので、長時間走り続けるツーリングにも羊革のジャケットはおすすめです。

まとめ

ひとくちにレザージャケットと言っても、牛革にも羊革にも、それぞれに特徴があります。あなたがレザージャケットに求めている特徴が何かを、まずははっきりさせましょう。快適な着心地を重視したいのか、あるいは見た目の素材感を重視したいのかで、適した革が異なります。

牛革は一枚の革から広い面積が取れるため、ジャケットに使用しやすく、以前は革ジャンといえば牛革が主流でしたが、最近は羊革のジャケットもたくさんあります。

一方の羊革は、高級ブランドに使用される上質の革というイメージがありましたが、リーズナブルでおしゃれなデザインの羊革のジャケットも増えてきました。それぞれの革の特徴を知り、あなたの希望にぴったりのジャケットを見つけましょう。