ヤマハの総力が結集され、ヤマハの至宝とも呼ばれるVMAX。

大型の排気量エンジンを搭載したアメリカンマッスルカーでもあるVMAXは、1985年に初代のリリース以来オリジナリティを守りつづけています。

大型バイクファンからの絶大な支持を受け、現在でもこのクラスのトップの座を譲りません。そんなVMAXの魅力を今回はたっぷりと紹介します。

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ヤマハVMAXの特徴と魅力

2008年にフルモデルチェンジが行われたヤマハのVMAXは、非常に重量感があるのが特徴です。アメリカンバイクらしいゴツゴツとした外見と、またがった時に感じる重さと大きさが大型バイクファンの心を掴んで離しません。

重量は311kgもあるためにどっしりとした印象をもっています。シート高は775mmと低い数字ではありますが、実際にまたがってみるとシートの幅が広いことで高さを感じます。

2代目となるVMAXには「YCC-I」という新しいシステムが採用されました。アクセルを回すだけであっという間に回転数があがる馬力の強さが自慢で、逆輸入車では200万馬力、9000回転、国内使用でも151馬力、7500回転を見せています。

高速での走行時にはしっかりとした安定感を感じられ、ブレーキングも車体が暴れることなくしっかりと減速してくれます。

ヤマハVMAXのスペック・燃費、走行性能は

ヤマハのホームページにあるVMAXのスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,395
全幅(mm) 820
全高(mm) 1,190
軸距(mm) 1,700
最低地上高(mm) 140
シート高(mm) 775
車両重量(kg) 311

燃費
舗装平坦路燃費
16.0km/L(60km/h)

最高出力(kW[PS]/rpm)
111[151]/7,500

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
148[15.1]/6,000

タイヤ前 120/70R18M/C 59V(チューブレス)
タイヤ後 200/50R18M/C 76V (チューブレス)


 

VMAXは、その名前からも分かる通り1699cc水冷V型4気筒エンジンを搭載しています。1,679cm³と異例の排気量を持つエンジンであるだけにトルクの数字が高いのが特徴でしょう。5速MTのトランスミッションが採用され、湿式クラッチでパワーを伝達させています。

2代目VMAXではボディーのタフさも改良され、オールアルミフレームが採用されました。重量があるために燃費はレギュラーで1リットル当たり14.86kmです。

ヤマハVMAXのライバル車は

ヤマハVMAXの最大のライバル車と言えるのは、初代のVMAXではないでしょうか。
初代VMAXとの大きな違いは、V-ブーストシステムを搭載している点です。これはエンジンの回転数が6000rpmを過ぎたあたりに作動し、強烈に加速するといったものでした。2代目ではこれが見直されてYCC-Iに変更され、素早い加速を可能にしました。燃費は1リットル当たり14kmとそれほど大きな差はありません。ただ初代はブレーキのかかりにくさや曲がりにくさといった声があり、その点は2代目では改良されています。

また、ホンダのX4もライバル車として考えられます。
水冷4サイクルDOHC直列4気筒1300ccのエンジンを搭載したX4は、VMAXと比べても滑らかな走りが特徴です。燃費は1リットル当たり15~18kmとVMAXよりも伸びの良さを持っています。しかしアメリカンバイクならではの鼓動感を感じられるのはVMAXです。

まとめ

ヤマハのVMAXは外見だけでなくまたがってもその大きさと重量感が感じられるバイクです。アメリカンバイクの良さが凝縮されているため、大型バイクファンに高く評価されています。パーツも多く販売されていますので自分好みにカスタムできるのも魅力です。そのためカスタムが好きなライダーにもおすすめのバイクであると言えます。