ホンダCBR400Rは、2013年に発売されたミドルスポーツモデルとして高い評価を得ているバイクです。2016年に大幅なマイナーチェンジが施され、マフラー周りやカウルのデザインが全面的に変更され、上級モデルのCBR1000RRを彷彿とさせる、よりスポーティーなモデルへと魅力的な変化を遂げました。CBR400Rについて詳しくご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

ホンダCBR400Rの特徴と魅力

ホンダCBR400Rは、2013年から発売されていますが、ここでは2016年のマイナーチェンジ後の車両について解説したいと思います。CBR400Rの大きな特徴は、そのアグレッシブでスポーティーなカウルのデザインです。

CBR1000RRを思わせるようなそのデザインによって、シャープさが強調され、いかにもスーパースポーツという雰囲気が漂っています。また、マイナーチェンジで採用された新形状のマフラーによって、排気効率が向上した他、排気音も以前より低音が強調されるようになりました。

エンジンには変更はなく、日常でよく使用される低回転域はトルクフルで乗り易く、高回転域では、爽快に吹け上がるパワフルなエンジンとなっていて、スポーツ走行も十分に楽しむことができると評価されています。

シート高も785mmに抑えられているので足付き性も良く、ハンドルも高めにセットされているため、まるでネイキッドモデルに乗るかのような乗り易さがあります。

ホンダCBR400Rのスペック・燃費、走行性能は

ホンダのホームページにあるCBR400Rのスペックは次のとおりです。


全長(mm) 2,080
全幅(mm) 750
全高(mm) 1,145
軸距(mm) 1,410
最低地上高(mm) 140
シート高(mm) 785
車両重量(kg) 192

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
39.7km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
28.2km/L (クラス3-2、1名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
34[46]/9,500

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
37[3.8]/7,500

タイヤ前 120/70ZR17M/C (58W)
タイヤ後 160/60ZR17M/C (69W)


 

CBR400Rの燃費は、カタログスペック上では、2名乗車時でリッター39.7キロということですので、実際には街乗りでリッター25キロぐらい、高速道路走行時で、リッター35キロぐらいになります。

走行性能に関して言えば、車重が200kgを切っていることもあり、ハンドリングは非常に軽快です。癖がなく、ニュートラルな特性ですので、タイトなカーブで急に向きを変えたり、逆に高速カーブで狙ったラインをトレースしていくのも非常に簡単です。

ホンダCBR400Rのライバル車は

ホンダCBR400Rのライバル車としては、カワサキのニンジャ400が挙げられます。

燃費は、カタログスペック上で、リッター37.5キロとCBR400Rには劣りますが、実質的にはそれほど差はないと言って良いでしょう。CBR400R同様、フルカウルのスポーティな外観が魅力的ですし、どちらかというと高回転寄りのエンジンや、軽快でシャープなハンドリングはスポーツ走行を楽しむのに最適です。

他にも現在は生産終了となっていますが、ホンダのCB400Fもライバルになります。

これはCBR400Rのネイキッドバージョンとでも言うべきモデルで、燃費もCBR400Rと全く同じですし、エンジンや足回り、フレームも基本的に共通のものになります。違いとしてはCB400Fは、フルカウルでないことと、ハンドルポジションがアップライトになっていて、よりリラックスした姿勢で運転できることが挙げられます。

まとめ

ホンダCBR400Rは、比較的楽なポジションなので、フルカウルの格好良いスタイルは好きだけど、特有の前傾姿勢がキツイという方にお勧めのバイクです。

また、低中速時のトルクもあるので、街乗りが多いという人や、たまにはワインディングなどでスポーツを楽しみたいという人にとっても、街中では乗り易く、いざという時には十分なポテンシャルを発揮することができるバイクだと言えます。