ホンダGROMは「退屈を振り切れ」をコンセプトに開発された街乗り派のストリートバイクです。

角ばった個性的なディティールを施すなど、外見からもクールでシティ派な印象を感じられますし、コンパクトな躯体に太めの12インチのタイヤを履かせることで遊び感覚を感じさせる仕上がりになりました。強い個性とクールな印象を持ち、触れてみたくなるような外観を備えた魅力的な一台です。

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ホンダGROMの特徴と魅力

GROMホンダの特徴はコンパクトさにあります。

地上からシートまでの高さが760mmと小柄な男性でも両方の足つきがよく、女性でも簡単に乗れるため、125ccバイクの中でも扱いやすいモデルとして評価を獲得しています。

コンパクトさにエッジの利いたクールなデザインを採用、気になるハンドルポジションも手を伸ばせば自然に届き、小回りがきくため運転しやすいです。また、ホンダGROMはデジタルメーターを採用しました。

液晶パネルではエンジン回転数をバーグラフで表示、速度計や燃料系、走行距離、時計なども備え、LEDブルーバックライトつきなので夜間の視認性も良好です。また上下デュアルに配置したスタイリッシュなLEDヘッドライト、シャープなスタイルのテールランプにより、前方と後方車両の視認性の確保に成功しています。

ホンダGROMのスペック・燃費、走行性能は

ホンダのホームページにあるGROMのスペックは次のとおりです。


全長(mm) 1,755
全幅(mm) 730
全高(mm) 1,000
軸距(mm) 1,200
最低地上高(mm) 155
シート高(mm) 760
装備重量(kg) 104

燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
62.7km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
67.1 (クラス1、1名乗車時)

最高出力(kW[PS]/rpm)
7.2[9.8]/7,000

最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
11[1.1]/5,250

タイヤ前 120/70-12 51L
タイヤ後 130/70-12 56L


 

ホンダGROMは、燃費性能の高さが評価されています。WTMCモード値では1Lあたり67.1kmに達しており、他の125ccバイクと比較しても極めて高い燃費性能を実現しました。コンパクトな躯体なので燃料タンク容量も最大5.7Lと小型ですが、満タンの場合だと最大約382km走行できます。

パワーユニットに空冷4ストロークOHC単気筒搭載、最大馬力9.8PSなので数字の見た目から非力だと思われがちですが、小振りな車体をグイグイと引っ張ってくれる力強い走りを体感できます。

4速マニュアルトランスミッションによるアグレッシブでクラッチミートな走りは、市街地において高いパフォーマンスを発揮します。

ホンダGROMのライバル車は

ホンダGROMのライバルは、旧型GROM、カワサキZ125PROです。いずれもコンパクトでスタイリッシュなスタイル、そして街乗りを主体とした作りが共通しています。
燃費性能ではホンダGROMが1Lあたり67.1kmに対して、旧型GROMが70.5Km、カワサキZ125PRが56.0kmになっており、旧型GROMが1歩先を行きます。

走行性能においては、いずれもコンパクトであるため小回りが効くと評価されており、最大出力やトルクなども大きな違いがないため、走りの楽しさを体感できます。また価格的にはいずれも誤差の範囲内に収まっています。

さらにホンダGROMやカワサキZ125PROは、角ばった未来的なデザインをしていますが、旧型GROMは丸みを帯びたデザインという違いがあります。ホンダGROMはデザイン性と燃費、走行性能のバランスが優れているといえるでしょう。


カワサキZ125PRO

まとめ

ホンダGROMは、街乗りを主体に乗り回したい方におすすめできるバイクです。

出勤や通学、街乗りに向いた仕上がりになっており、高い燃費性能が評価されているため省エネバイクを探している方に魅力があります。コンパクトなので取り回しがよく、クールな印象を放ちながらストリートを疾走するのでファーストバイクとしても活躍します。