2017年にモデルチェンジしたホンダCB1100は、馬力などの面においては若干物足りなさを感じるバイクですが、数値に負けない満足度を感じられるエンジンで非常に人気が高いです。
速さを求めるバイクではないホンダCB1100は一体どのような魅力や性能を持ち合わせているのか、様々な角度から詳しく紹介していきます。
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ホンダCB1100の特徴と魅力
高い評価を得ているホンダCB1100の最大の魅力と言えるのが空冷エンジンです。現代のバイクにおいてはそのほとんどが水冷エンジンとなっているにも関わらず、昔ながらの空冷エンジン方式で登場したのは訳があります。
空冷エンジン独特の乾いたエンジンサウンドに加え、非常に練られたエンジンのデザインは、エンジン冷却のための深いフィンが伸びやかで美しいデザインとなっています。
元々ホンダCB1100は、「散歩をするような感覚でゆったりと走る」をコンセプトに開発されたバイクで、速すぎず遅すぎずのちょうどいい出力に設計されている事から、おじさんライダーやいわゆるリターンライダーに愛されているバイクです。
空冷エンジンとなると、それまでであれば20年以上前の旧車に手を出さなければならなかったものですが、このバイクの登場で維持も楽になったというのは大きな魅力の一つでしょう。
ホンダCB1100のスペック・燃費、走行性能は
ホンダのホームページにあるCBR1100のスペックは次のとおりです。
全長(mm) 2,205
全幅(mm) 835
全高(mm) 1,130
軸距(mm) 1,490
最低地上高(mm) 135
シート高(mm) 765
車両重量(kg) 252
燃費 国土交通省届出値:定地燃費値
31.3km/L (60km/h、2名乗車時)
燃費 WMTCモード値
18.9 (クラス3-2、1名乗車時)
最高出力(kW[PS]/rpm)
66[90]/7,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
91[9.3]/5,500
タイヤ前 110/80R18 M/C 58V
タイヤ後 140/70R18 M/C 67V
カタログスペックでの燃費は、2人乗り60km/hでリッター31.3キロとなっています。実際の数字になると23キロ程度となり、街乗りになると燃費はさらに悪くなるので18キロ程度になるかもしれません。
高速道路などの場合であれば定地燃費値に近くなるでしょう。タンク容量の割には悪くはない数字といえるのではないでしょうかキャスター角は27度と直進性重視ではあるものの、ワインディングロードなどにおいても十分な性能を持っています。
ホンダCB1100のライバル車は
ホンダCB1100のライバル車ですが、ヤマハのXJR1300が代表的なものになります。
4ストローク空冷・並列4気筒搭載で、大型車両としての風格を持ち合わせながらも中型車クラスの操作性の高さなどホンダCB1100と近いものがあるバイクです。日本国内仕様は2017年に生産終了が公表されていますが、カフェレーサーを意識した車体デザインとなっているので、ホンダCB1100では少し物足りないという方に人気が高くなっています。
他にはトライアンフのボンネビルなどもライバル車になるでしょう。空冷4ストロークDOHC並列2気筒のエンジン搭載で、英国の名車の復刻バージョンで乗った瞬間から歴史を感じられる、という意味ではホンダCB1100と近いです。クロームメッキ採用など見た目にも大人で高い質感を実現しているのも、大人ライダーには魅力的なポイントになります。
まとめ
ホンダCB1100は、旧車に乗りたいけど色々と不安だという方に最適なバイクで、快適にレトロな乗り味を体感出来ます。数値だけでは判断できない魅力を持っているバイク、というのはそうあるものではありません。ホンダCB1100は、カスタムベースとしても人気が高いバイクなので自分だけの一台をという方にも良いでしょう。